新刊図書ご紹介

2012年12月15日

「冬をたのしむ」(2012年11月30日)、「有松の庄九郎」(2012年11月30日)を版元の新日本出版社よりご寄贈頂きました。
 一冊目の「冬をたのしむ」は、植物が葉をおとしたあとに、人や動物の顔のようにみえる葉痕(冬芽)をしっていますか?たまごなどで冬越ししているチョウや、葉をぺたんとふせて冬をすごす草など、たくさんの命が、あたたかい春をまっているのがみつかります。冬の渡り鳥や氷など冬ならではの自然写真もたくさん。小学校低学年から楽しめます。
 二冊目の「有松の庄九郎」は、江戸の初め、尾張の国・阿久比の庄。貧しい百姓の若者たちは、安定した暮らしを求め新しい村への移住を決意する。丁寧に土地を耕すが、開拓した土地は肝心の作物が育たなかった。藍染め絞りの技術を獲得すれば、なんとか暮らしをたてることができるのではないか――生き残りをかけた庄九郎たちの試行錯誤の日々が始まる。

2冊とも本館図書室ブンナの部屋にあります。お立寄りの際に是非ご一読下さい。(T)