2024年3月18日
本日、お客様から「ここもずいぶん変わりましたね」とお声をかけていただきました。あら、昔をご存知かしら? と思って、「何年か前にお越しになられたんですか?」と返すと、「もう何十年前ですね。まだ、この本館と茅葺館くらいしかない時でした。あのときは小学生の娘も一緒に来てて、娘がものすごく気に入ってて帰りたがらなかったことをよく覚えています」と。
それは開館当初のお話だから、もう三十数年前だと思って、現在の娘さんの年齢を計算してしまいました……(すみません)。ですが、その後、お客様から「今日帰って娘に一滴文庫に来たと言ったら、たぶん『私も行きたかった』と、言ってくれると思います。そのときは、また来ます。大きく成長した娘と一緒に、三十数年の思い出とも一緒に」と言ってくださいました。
いいものですね。一滴文庫も来年で開館四十年! という節目の年になります。水上先生がつくりたかったもの、遺したかったもの、成し遂げたかったこと、色々な「もの」と「こと」が四十年に詰まっています。もちろん、この四十年間に来館いただいたお客様の心と一緒に(S)