ノートに書かれた気持ち

2022年5月20日

 あれは、もう数週間も前のことでしょうか。夕暮れ時にお越しいただいたお若いお客様二人組。熱心に展示をご見学だなぁ~と思っていたら、不意に事務室にお越しになられてひと言「展示室に置いてあるノート、もう今日の分はお読みになられましたか?」。

 何事かと思いましたが「いえ、まだです」と、返事を返すと「ぜひ、読んでみてください。日付が今日なので、たぶん私たちの前に来た人の物だと思います」とのこと。

 そのお客様とお話をすると、なにやらノートに書かれていた文面にいたく感動されたとのことでした。そこから話はどんどんと弾み、一滴のことや水上先生のこと、渡辺淳先生のことと、閉館の時間まで尽きることなく会話が広がりました。

 最後に、「こんな素晴らしい場所は、生まれてはじめてです。また機会をつくって、もう一度戻ってきます」と、のこしてお帰りになられました。

 このお客様と小生をつないでくれた展示室のノートの文面は、たしかに胸に来るものでしたが、そこに目を向け、こちらに伝えてくれたそのお心に、感謝と感動ですね。

 もし、その文面が知りたいという方がおられましたら、ぜひ一度文庫にお越しいただき、ノートをめくってみてください。素晴らしい世界が広がっていますよ。(S)

まだ満開です

2022年5月16日

 今年のなんじゃもんじゃは息が長い! まだ咲いてくれてます。

 本日も、なんじゃもんじゃを見て、足を向けてくれたお客様もおられます。かなり背の高い木ですので、遠くからでも「あれは、なんじゃ!」とばかりに、気になる木状態です。もちろん、園内に入ってからも、職員を捕まえては「あの、気になる木は、一体なんですか?」と、よく質問が飛んできますから。でも、そのお答えは、今あなたのお口からでた「あの木は、なんですか(なんじゃ)?」なんですよ。(S)

死ぬまでに完読したい本

2022年5月13日

 先日のことです。本館にお越しになられたお客様から「水上勉全集をください」と、お声をかけられました。最初、「見せてください」かと思ってしまい、図書室にご案内したら、「違うんです。購入したいんです」とのひと言が返ってきました。

 「大変申し訳ないのですが、現在販売しておりません」とお伝えすると、「ここだったら売ってると思って来たのに…」と大変残念そうなご様子。詳しくお話をきいてみると、その方の夢は、水上勉全集を買って、死ぬまでに全編完読して、記憶に残して死んでいこう! というものでした。その夢、叶えてさしあげることができずに残念でしたが、それでも一滴文庫の空気に触れて大満足でお帰りになられました。

 本が売れないこのご時世ですが、本好きの人が絶滅した訳ではないようです。もっと、本から大切ななにかを見つける人が増えてくれたらいいですね。こちらは、小生のささやかな夢です。(S)

さっそく…やられました。

2022年5月9日

 先日、竹林の筍がすくすくと顔を出してきた様子をお伝えしました。

 が! さっそくやられてしまいました。夕方、竹林方面の見回りをしていると、見るも無残な食いカスが…。7割がたやられてしまいました。

 今年は、大雪のせいで竹林もかなりダメージを受けてしまいましたので、なんとか復活してくれればという期待が、無残にも夢と消えてしまいました。「お猿さん達も生きるのに必死だからしょうがない」と、思いたいのですが、ひと口かじると、ポイ。ひと口かじると、ポイ。せめて、全てたいらげてくれるなら…。一滴の精神を教え込む、教育が必要なようです。(S)

なんじゃもんじゃの花が咲く

2022年5月5日

 長かったGWも本日で終了ですね。期間中には、多くのお客様に足を運んでいただきました。

 そんな一滴GWの目玉のっひとつに数えられる“なんじゃもんじゃ”ですが、ようやく満開(と、いっても一本だけ)。今年は、例年よりちょっと遅かったですね。それでも、本日お越しのお客様が図書室の席から見えるなんじゃもんじゃの花にうっとり! 「こんな景色の中でひと息つけるなんて、今年のGWは幸せを嚙みしめさせてもらってます。最高です」と、こぼされておりました。

 なんじゃもんじゃの花も、まだしばらくは咲いてくれてると思いますので、お時間ありましたらぜひ一度お越しください。その他にも、いろいろなお花が咲いておりますので、庭園散策だけでも有意義なお時間過ごせますよ。(S)