つわもの

2017年11月2日

 あれは先日のこと、来館されたお客様の一人が受付の小生に「これを見てくれ」と、とあるコピーの束を差し出してこられました。どれどれとのぞき込むと、水上勉著作の一覧表。しかも、タイトルの頭に赤い丸印。これはもしかして……! と、聞いてみたら、案の定返って来た返事は「水上勉の著作を全部読破しました」とのこと。しかも、一番詳しく記載されているものですので、抜けは少ない(一部、希少本は記載されていませんでしたが)。いままで、多くの方が同じように「僕は、水上作品のファンだからだいたいは読んでるよ」と言ってきました。ほとんどの方は図書室の水上勉著作棚を見て「ごめん……さっきの一言は撤回するよ」としょんぼり。ですが、この方は、胸をはって、言っていいレベルでした。
 もちろん、帰りにもお話しさせていただきましたが、大満足でお帰りでした。良い本や良い作家と出会えるということは幸せですね。でも、奥様はたぶん……。皆さま、お相手の人が本に狂うくらいは、許してあげてくださいね。(S)

佐分利小学校5,6年生の校外学習

2017年11月1日

 

    天気予報どおり、朝から青空の快晴のお天気となりました。
    今日は午前中に、佐分利小学校5、6年生17名と引率の先生2名が、校外学習のため一滴文庫に来館しました。5年生6名は文庫展示の見学と、くるま椅子劇場で水上勉作「ブンナよ、木からおりてこい」アニメ版を見ました。6年生11名は、竹紙漉き体験をしました。この竹紙は団扇の紙を竹紙に替え、絵を描くためのものだそうです。佐分利小学校の5年生も6年生も一滴文庫施設を満喫してくれたようでした。また機会があったら遊びに来て下さい。(T)

昔の話

2017年10月30日

 町の老舗の和菓子屋さんでの話です。
 「帰雁忌はいけなくて残念だったけど、どうやった」
 「今年もたくさん来てもらい賑やかやった。水上勉が書いた話が朗読されたんやけど、水上勉の家のことを知っている人が思わずうなずいて笑ったわと言ってたよ」
 「この家は水上勉のお父さんが建てた家なんよ」
 「花屋さんはそうやと聞いてたけど、ここもそうなんや」
 「隣の家とその隣の鍛冶屋さんだった家と花屋の4軒がそうなんよ」
と思わぬ話を仕入れました。知らなかったのは私だけかもしれませんが、この家と花屋さんは手を加えられていますが、隣の2軒を外から見ると、同じ姿形でした。
 忘れ去られてしまうことが多い中、懐かしく、笑って話せることっていうのは、幸せなことなのかも知れませんね。(u)

帰雁忌終わって

2017年10月29日

 昨日の帰雁忌、無事に終わって良かったです。本日は一日、片付けに奔走しておりました。
 今、まさに、片付けも無事に終わり、ほっと携帯を見てみると……何と! ここ一週間の平均歩数が約12,000歩(最近の携帯は便利なもので、万歩計の機能もついています)と、表示されているではありませんか。帰雁忌当日は17,000歩、本日の片づけは13,000歩、準備の日々は……、という具合。あれだけ雨が降っていたので、あんまり歩いた記憶はなかったのですが、それなりに活動していたようです。そういえば、台風の後片付けで雨のなかフラフラと園内を歩き回り、本日も雨の中道具の出し入れに歩き回っていし、結局雨がふってもやることは変わらないようでした。

 まだまだお腹にお肉が付いて太ることは、なさそうです。(S)

帰雁忌

2017年10月28日

     今日は、朝から小雨降る残念なお天気となりましたが、大雨とはならず良かったです。 若州一滴文庫の一大イベントの「帰雁忌」が開催され、全国から大勢のお客様が文庫に来館されました。本館ラウンジでは地元の文化サークル「白玉会」のお茶席が設けられ、着物姿の女性が秋の一滴文庫に華を添えてくれました。お茶席につきものの掛軸は、大飯町大島出身の禅師儀山善来が書いた「松無古今色」という素晴しい墨蹟がかけられました。
    「帰雁忌」式典は、大飯中学3年生による水上勉作「天の恵み」(『続・閑話一滴』所収)の心温まる朗読から始まり、式典は順調に進行してゆきました。来賓あいさつの後、「第8回水上文学の風景写真展」表彰式並びに講評が行われ、審査委員長の講評では、出品者の写真撮影の技術もコメントも年々向上してきて素晴らしい作品ばかりだったとの称賛がありました。
    帰雁忌のメインイベント若州人形座による水上勉作『閑話一滴』の中から数話の朗読劇があり、飛鳥井氏のすばらしい朗読に来場者は耳を傾けました。帰雁忌式典前には、「葉風会」による琴の演奏があり日頃の練習の成果を来館者に披露して下さいました。今年の帰雁忌も大変意義深いものとなりました。ご協力いただいた関係各位に暑く御礼申し上げます。

 

「第8回水上文学の風景写真展」の入賞、入選作品は、くるま椅子劇場の玄関通路に展示されています。12月28日まで展示しますので、来館時には是非ご覧下さい。(T)