魂って…いったい?

2013年8月14日

    

 お盆です。文庫では今日も一日多くのお客さんをお迎えしました。そんな来館された方々と話をしていると「おっ、この企画展は夏用ですね」とか、「霊異記の原文って漢文で書かれているんですね。これがスラスラ読めたらかっこいいんですけど…無理ですね」など、様々なご意見をいただきました。そのなかで気になる質問が一つあり、回答に苦慮する一幕も。その質問とは、「この原画をみてると魂が人そのままの形で地獄に行ってますけど、魂ってどこにどんな形であるものなんですか?」という難問です。さすがに適当な性格の自分でも答えに詰まってしまいましたが、霊異記を読むと、よく地獄に人そのままの姿形で落ちていく場面があるので、形状(?)は身体そのままといったところでしょうか…。そうえいば、中世ヨーロッパを代表する神学者のトマスアクィナス(高校の教科書に『神学大全』を書いた人として載ってます)が残した「神が各人にお与えになった知性こそが人の魂になる」との言葉を何かの書籍で読んだ記憶があり、そうなると人の魂とは不変の形状ではなく、外的内的要因により形成されるフワフワと曖昧なものということになりますね。あっ、ついでにそうなってくると、魂の存在する場所は、1500㏄程度で灰白色をしている脳ということになります。う~ん、難問です。これは一度彼岸に渡ってみないと解けない問題なのかもしれません。やはり、この問題はあと何年間かはお預けということで。(S)

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