一冊から

2013年7月12日

 年代順に並んだ図書室の水上作品コーナーを眺めて、その作品の多さに驚き、全作品を読むなんて到底無理なことと諦めていますが、横に詰まれた同じ作品の山の中から、作品を知るのにちょっとずるいかなと思う著書を見つけました。「わが文学わが作法 文学修行三十年」という本です。
 「雁の寺」から「寺泊」までの約30年の私の歩いた、曲がりくねった闇の道を、作品にふれながら書いてみた。というものです。作品の中ではわからないことも書いてあり、水上文学に疎い私でも興味の湧くものです。
 その中でも、氏が、自分で書いたものが初めて活字になったのは、高見順氏の選による投稿欄で掲載されたのが、最初に活字になった文章であることがわかったと書かれていることです。
 平成26年度に開館する福井ふるさと文学館(仮称)の文豪コーナーでは、中野重治、高見順、水上勉について紹介されます。文豪て言われる人はつながってるんですね。(u)

 

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