涼州の詩

2011年12月26日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 私事ですが、本年最後の勤務日となり、明日帰京の途に着くことになりました。7月から始まった一滴文庫での生活ですが、早いもので半年が過ぎました。着任当初、一滴徒然に掲載した写真と同カットで撮影した今日の風景ですが、過ぎ去った季節の記憶が脳裏に浮かびます。
 そういえば、当初、徒然に記載した文章も漢詩(たしかタイトルだけでしたが)だったので、今年最後の一滴徒然も漢詩でしめたいと思います。

  葡萄の美酒夜光の杯 
  飲まんと欲すれば琵琶馬上に催す 
  酔うて沙場に臥すとも君笑うこと莫れ 
  古来征戦幾人か回る(帰る)
 
 大変有名な漢詩なので御存じの方も多いかも知れませんが、唐代の詩人"王翰"の涼州の詩です。李白の静夜思と同じく、高校時代の国語(漢詩)の授業で習った、思い入れの深い漢詩の一つです。古代、戦場に出陣する兵士の、もう故郷に帰れないかもしれないという心情を表した漢詩ですが、現代に生きる自分にとっては、職場という戦場から、簡単に帰京することのできる今の平和を噛締めたいです。(s)

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