記憶と思いで
2025年10月3日

本日、渡辺淳先生と生前懇意にされていた町内のある方が「渡辺淳展」を見学に来てくださいました。
展示を見終わり、ラウンジに出て来られ「すべてが懐かしい。淳さんとやり取りした思い出がよみがえってくるよ」と、ポツリ。もうお亡くなりになられて8年が経過しました。懐かしいというような時間が過ぎ去っていったんですね。ですが一方で、いまだに「ここに来ると、不意に水上先生や渡辺先生が入ってきそうな気持になるんだよ」と言われる方々も。
私は水上先生にはお会いした事はないのですが、一滴にいると渡辺先生が門をくぐって、六角堂のテラスに座り、タバコ片手に絵を描く光景が頭を過ぎります。みな、それぞれの記憶のなかで大切なものとして一滴での思い出を保管されているんでしょうね。その記憶は、いつまでも大切にしてもらいたいものです。(S)