ブンナというお名前

2021年5月27日

あれは先日のことです。ご来館いただいたお客さまとお話させていただくと、「ここの図書室の奥に『ブンナの部屋』という一角がありますが、どういう意味ですか? もしかして、あのブンナですか?」というご質問をいただきました。「もちろん、そのブンナですよ」と、部屋の趣旨を説明させていただきますと、そのお客様が「私は、長年教師をやっておりまして、私の学校には昔『ブンナ』と名づけたヒヨコがいたんです。あの子は、優しいくて弱い子だったんでいつも周りの強いヒヨコたちからいじめられてて、職員室の前に逃げてくるような子だったんで『ブンナ』と、私が名づけたんです」との一言が返ってきました。よくよくお話を聞くと、その先生は水上作品の大ファンで、特に『ブンナよ、木からおりてこい』が心に残るベストワンの作品とのこと。なので、いつも周りからいじめられて逃げてくるけど、しっかり生き残ってくれていたその子に『ブンナ』という名前を付けて、かわいがっていたという思い出をきくことができました。もしかしたら先生は、ヒヨコのブンナと蛙のブンナ二つの物語から、子どもたちに特別な何かを教えていたのかもしれませんね。

あっ、このヒヨコですけど、どうやら大きくなって立派な鶏状態でも、職員室の前で先生が出てくるのをまってたそうです。でも、あるとき、いなくなってしまったとのことでした。どこに旅立ったのやら。(S)

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