竹紙漉き
2018年2月3日
一日曇り空のお天気でしたが、雨も降らず更に雪が融けました。
朝から竹紙漉き工房からトントントントンと、木槌で竹を叩く音が聞こえてきたので覗いてきました。工房では大鍋が火にかけられ竹が茹でられていました。その脇で、竹紙作家の西村さんが石臼で竹を叩き「竹餅」を作っている姿がありました。
昨年、一滴文庫の企画「水村喜一郎展」でお世話になった水村喜一郎先生から竹紙の依頼があり、要望に応じた竹紙を作っているとのことでした。竹紙にもいろいろ表情があり、凸凹だったり、滑らかだったり、厚かったり、薄かったり、色が濃かったり、薄かったりと依頼された要望に応えることはなかなか大変とのことでした。漉き上がったばかりの竹紙は、水分をいっぱい含み、まだベトベトでしたが、手間暇かけて作られる竹紙は奥深く、美しく見えました。(T)