長年の夢

2017年4月15日

 先日、大勢の来館者の中に、九州大分は宇佐市からのお客様がお一人おられました。お話を聞いてみると、今から50年近く前の20代のころ、水上作品をむさぼるように愛読していたということ。なんでも、仕事から帰るとすぐに水上作品、それから寝て起きて仕事、帰ると水上作品という毎日。「正直、水上さんの作品は、読むと気分が滅入るものが多かったんですが、それでも中毒になったかのように、なぜか読み続けていました」とのこと。
 今から30数年前には宇佐で水上勉の講演があり、それを聞いたこともあるとおっしゃられて、「そうこうしていると、若狭に一滴文庫という施設を建てたと雑誌で見まして、それ以来ここに来ることが夢となりました。しかし、これほどの施設とは……」という、長年の夢だった一滴文庫来館と見学の感想についても語っていただきました。
 最後は笑顔で文庫をあとにされましたので、長年の夢が良い形で結実してくれたのではないかと思います。(S)

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