水上先生の随想集『在所の桜』(1991年立風書房)の中に『村の桜』という一文があります。「尾内のさんまい桜」が脳裏に浮かんだことが書かれています。おおい町尾内地区の墓地は、当時土葬でした。さんまいは山の斜面にあり、粗末な石の墓石と花が供えられているだけです。その脇には、美しい桜の木が満開になっていました。地中に埋められた仏さんのことを考えると、美しい桜の花はご先祖さまが咲かせているように思えました。(写真の桜は今、葉桜です)(T)
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