伊根
2012年3月15日
先日、地元新聞に田島征彦氏の写真記事を見つけ、一昨年に文庫で開催した田島征彦展が昨日のことのように思い出されました。
記事の内容はというと、京都府の伊根町に伝わる浦嶋伝説を題材に、絵本作家田島征彦氏の指導を受けて地元の小学校の児童たちが作った絵本が出版されたというものです。この絵本では、伝説の終わり方に児童から異論がでたため、老人にならずにハッピーエンドになっているそうです。田島氏も「こどもたちの発想はすばらしい」と話されています。3月下旬には書店で販売されるので、ブンナの部屋にぜひ並べてみたいです。
ちなみに、伊根町津母は、水上勉の「五番町夕霧楼」の舞台でもあります。小説にある百日紅は枯れてありませんが、映画化されたときの記念碑が、横に植えられた百日紅とともに今も残っています。(U)