お馴染みさん
2023年8月18日
先日、一滴のお馴染みさんが、久しぶりにお越しになられました。その方は、お越しになられる際には、いつも誰か新しい人を連れて来てくださいます。今回も、はじめてお越しになられる方を案内しがてら一滴に寄っていただいて、「誰かが来ると、おおい町まで足を延ばして、一滴文庫に連れて来たくなるんです。ここは私にとっても自慢の場所ですし、少しでも多くの人に知ってもらいたい場所なんです。水上勉先生の思いを、ひしひしと感じることができるんです」とのことでした。
一滴にいる者としては、とてもうれしいことですし、水上先生が亡くなられて来年で20年という永い月日が流れましたが、いまだにその思いを感じてくださる人が多く一滴に通ってくれているということは、とても誇らしく思います。
できることなら、水上勉先生を知らないような世代の人達にも、同じように思っていただけるようにしていきたいものですね。
「佐分利川べの子らへ」の気持ちのままに。(S)