展示物をどう見るか、どう感じるかは人それぞれで、それにとやかく言うことなんて誰も出来ませんが、一緒に話すと楽しいものです。本館ラウンジで、「あそこにミーアキャットがいる」との声が。「うん?」。指差す先の渡辺先生の大きな油絵の片隅には確かにミーアキャットらしき動物が描かれています。先生もハイカラなんて、ほんとは、イタチかハクビシンだと思うのですが、そういわれるとそう見えるのがなんとも面白いものです。これはこうだとしか見ていなかった自分にハッとさせられた感謝の一日となりました。年とともに固まっていった頭を元に戻すのは、もう無理なことですが、こんな楽しみに会える日はまだありそうです。(u)