5月2021

うれしいお便り

2021年5月29日

本日、郵便さんから一通のお手紙が、小生の手元に届けられました。中身を見てみると、そこにはうれしい内容が記載されていました。さて、どのような内容かといいますと。

実は、先日まで東京で渡辺淳先生の絵が展示されていたんですが、開催される前に主催者さんからご連絡をいただいてて、その時には「このようなコロナ禍なので、たぶんほとんど人は来てはくれないでしょうけど、どうしても今この展示をやりたいんです」とのことでした。ですが、ふたを開けたら大勢の人が見学にきてくれたみたいで、お手紙には「やってよかった」という喜びのひとことが! こちらも、うれしいお便りが届いたことに、最近の疲れが吹き飛ぶ思いでした。

いつもでしたら、さっそくお返事のお手紙を…と、用意するところですが、現在は次回企画展の準備でバタバタ、夜は公民館から依頼されている冊子の構成でウトウト、朝は図書館からお願いされているお話のレジュメ作成でキリキリ‥‥‥いつになったら、ゆっくりお手紙をかけるような時間が持てることやら。

貧乏暇なし‥‥‥あっ、私のことか。(S)

ブンナというお名前

2021年5月27日

あれは先日のことです。ご来館いただいたお客さまとお話させていただくと、「ここの図書室の奥に『ブンナの部屋』という一角がありますが、どういう意味ですか? もしかして、あのブンナですか?」というご質問をいただきました。「もちろん、そのブンナですよ」と、部屋の趣旨を説明させていただきますと、そのお客様が「私は、長年教師をやっておりまして、私の学校には昔『ブンナ』と名づけたヒヨコがいたんです。あの子は、優しいくて弱い子だったんでいつも周りの強いヒヨコたちからいじめられてて、職員室の前に逃げてくるような子だったんで『ブンナ』と、私が名づけたんです」との一言が返ってきました。よくよくお話を聞くと、その先生は水上作品の大ファンで、特に『ブンナよ、木からおりてこい』が心に残るベストワンの作品とのこと。なので、いつも周りからいじめられて逃げてくるけど、しっかり生き残ってくれていたその子に『ブンナ』という名前を付けて、かわいがっていたという思い出をきくことができました。もしかしたら先生は、ヒヨコのブンナと蛙のブンナ二つの物語から、子どもたちに特別な何かを教えていたのかもしれませんね。

あっ、このヒヨコですけど、どうやら大きくなって立派な鶏状態でも、職員室の前で先生が出てくるのをまってたそうです。でも、あるとき、いなくなってしまったとのことでした。どこに旅立ったのやら。(S)

まだ帰りたくない

2021年5月23日

久しぶりの晴天! いい気持ちです。ここ連日、お客様の足音がとまらない状況です。嬉しい限りです。と、そんななか、もう16時過ぎに来館された一組のご家族(おじいちゃんおばあちゃんとお孫さんたち)。おじいちゃんとおばあちゃんが館内のご見学の間、お孫さんたちはブンナの部屋で過ごすことに。40分過ぎくらいにおばあちゃんが「それじゃあ、最後に竹人形を見たかったので、竹人形館に行きますね」と言って、お孫さんたちに「行くよ」と声をかけると、「いやだ、まだ帰りたくない」との、はっきりとした返事が! いや、そんなわけにはいかないと、そこからおばあちゃんとお孫さんとの押し問答がスタート。もちろん最後は、しぶしぶお孫さん達も竹人形館に進まれました。けど、一滴の図書室をずいぶん気に入ってくれた様子で、玄関で靴を履く前に「ありがとうございました。面白かったです」との一声をかけてくれました。

いや、これはなかなか嬉しいものです。水上先生も子どもたちが使ってくれることの大切さを、ずいぶん周りの人に諭していたようですが、この「まだ帰りたくない」と「ありがとうございました」は、先生にも聞かせてあげたいですね。たぶん、水上先生も渡辺先生も諸手を挙げて喜んでくれると思います。(S)

ご縁あっての一滴文庫

2021年5月20日

梅雨のような日が続きますね。体にカビが生えそうです。そんな憂鬱な日が続いておりますが、一滴は毎日盛況です。このコロナ禍にあっても、茅葺と劇場で現在実施しております「藤田京子展」と「ふたり展」のお陰で、連日多くのお客様をお迎えできております(まぁ、密にならないように気もつけておりますので、ご心配なく)。

そして、文庫の外でも、新たな取り組み(?)の足音がドンドコドンドコと近づいてきております。こちらのご報告はまた後日! こんな世の中の状況にあって、これほど忙しくさせていただいているということは、本当にありがたいことです。

いろいろなご縁に感謝ですね。(S)

相まって好評です

2021年5月16日

先日から、劇場ホワイエで実施しております泉本貞さんと渡辺孝男さんの「ふたり展」、大変好評です。本日も安定しない天気の中、多くのお客様がご来場くださいました。会場にならんだ30点ほどの絵画が、一滴の雰囲気にうまく調和して、なんともいえない良い空気を演出しています。もちろん、この賑わいの一端は、萱葺館で実施しています「藤田京子展」のお陰であることも間違いないのですが、双方ともに惹き合って相乗効果を演出してくれていますね。

本当に久しぶりに面白い企画になってくれました。しかも、渡辺孝男さんが作ってくれたチラシに書かれている「勉さんがおらんす 淳さんがおらんす 竹林の中に」というひとことと相まって、まるで本当に、一滴に水上先生と渡辺先生が戻ってきて盛り上げてくれているような感すら覚えてしまいます。

やってる方が「面白い」と、思える企画…今後も皆さまと協力して手掛けていきたいですね。(S)

打率はイチロー選手並み

2021年5月13日

皆さまお気づきでしょうか? 一滴文庫の企画展や渡辺淳展では、ここ数年、会場設置案内パンフレットを毎回作るようにしております(収蔵品展のときは、なしなんですが)。いつも渡辺淳展のときには、来場者の2割くらいの方々がお持ち帰りになられます。いつもの企画展では、だいたい1割くらいの方々がお持ち帰りになられます。そして、今回の展示なんですが、意外なことに3割くらいの方々がお持ち帰りになられているようで、よく足りなくなって増刷しております。もちろん、例年に比べるとお客様の数は激減状態ですので、基準がこれまでとは異なるのですが、それにしてもよく出ます。今回の企画展は、チラシも見る間になくなって、残部はわずか。いつもは、展示終了後に六角堂さんたちの手で、チラシの折り紙小皿に変身して、お客様の手元でもう一度活躍(渡辺先生のチラシは、ここでも大人気です)! なのですが、今回はほとんど再利用はないかも‥‥‥。

これはいったいどういうこと? と、担当した本人も首をかしげる状況です。たまにお客様から「難しい内容だね」とお声をかけられる展示でしたが、そんなお声をかけてくれるお客様の手にはパンフレットがしっかりと握られています。不思議な現象ですね。

打率でいうと三割バッター! これは、あの有名なイチロー選手と肩を並べるかと気が気じゃありません(笑)。さて、残りあと半月になりましたが、最後の最後でどうなることやら、次の展示の準備で頭はいっぱいになりながら、振り返る今回の展示状況でした。あっ、振り返るには、まだちょっと早かったですね。(S)

ご縁はまわる

2021年5月10日

本日も、多くのお客様に恵まれる一日となりました。色々な取り組みをしていると、さまざまな出会いにも恵まれます。ご縁というのは、一対(A⇔B)なものではなく、円環(A⇔B⇔C⇔A)なのだと気づかされますね。

本日も、お越しになられた方と渡辺先生の話になり、そこから別の知り合いの話につながり、別な方面から一滴文庫に話が戻ってくるという、不思議なご縁の連鎖がありました。

本当に、不思議なものを感じる毎日です。

さて、今抱えている仕事も、もうひと踏ん張りです。気を抜かずにラストスパートにかかりましょうかね。その成果は、また後日にでも。(S)

ありがたい一言

2021年5月5日

「私、実は30数年振りなんです」と、言いながら、本館にふらり入られたお客様がおられました。「えっ、じゃあ、開館当時ですね」とお伝えすると、「お庭も、建物も、だいぶ様子が変わってしまって…。あの時の思い出の一滴文庫と、どうしても一致しませんね~」とのお応えが返ってきました。しかし、本館を一回りしてお帰りの際には「いや、確かに記憶のそれとは別の空間でした。でも、雰囲気というか、空気感というか、やっぱり水上勉先生の気配をどこかに感じることができました。実は、昔、ここに来た時には、偶然にも水上先生がおられて、本にサインもいただいたんです。あの時に感じた水上先生の気配を、同じように今日も感じることができました。ありがとうございました」と、とても嬉しそうに本館を後にされました。

当方といたしましては、大変うれしいお言葉でした。私個人といたしましては、水上先生とはお会いしたこともないので、どのような方だったかわかりませんが、できるだけ文庫はその雰囲気をなくさないようにと考えて日々勤務しております。ですので、こんなお話をいただけると“とりあえず、今のところは間違ってなかったのかな”的な安心感にもつながります。

毎日毎日迷走ばかりしておりますが(走り回っているのは間違いないです)、そんな一言がたまのご褒美になりますね。ありがたいことです。(S)

好評です

2021年5月3日

昨日から萱葺館ではじまりました「藤田京子展」、ものすごく好評です。来館されたお客さまから、「ここの雰囲気とものすごくマッチしていて、すばらしいです」という反響を多数いただくことができました。現在、くるま椅子劇場でも「大澤喜八絵手紙展」を実施していますが、双方ともに予想を上回る好評をいただき、とても嬉しく思っております。そして、そんな両展に負けるわけにはいかないと、じつは5月から本館ラウンジの渡辺先生の絵画も入れ替えてリニューアルしております。今回は、多くの人から「これから、春も過ぎてすぐに夏になるんだから、明るくて活気のある絵にして」と、ご注文いただいておりましたので、ちょっと目を引く色彩のものにしてみました。こちらもあわせて、お楽しみいただければ幸いです。

ゴールデンウィークも後半に入りましたが、前半の疲れを癒しに一滴文庫に行こう! と、いうのもぜひ選択肢のひとつとしてお考え下さい。楽しい癒しの一日が待っていますよ。(S)