物の見方
2020年6月4日
そこに置いてある、とある物。角度によって見え方は、変わってくるものです。そして、その物の呼び方(名前)でも変わってくるんです。知ってましたか?
何の話をしているのかと、頭に(?)が浮かんだ人もいることでしょう。
本日、図書室の本を虫干しのため萱葺館に運びこみ、一冊一冊立てて並べ、中まで風を通す作業をしておりました。と、作業が終わった六角堂スタッフさんから一言「こうやってランダムに立ててあるのを外から眺めているとアートみたいですね」。
ガーン! た、確かにアートっぽい。いや、これは、横にキャプションを付けて、そこに「新進気鋭のアーティスト〇向〇子先生の作品です。お手を触れないようにお願いします」なんて書いて、一滴に飾ってあったら、来館者は皆さま「へぇ~やっぱり、アーティストって違うな~」って感想を残していくことでしょう(笑)。
普段気が付かないことですが、見方を変えるとただの本の虫干しが作品に! 呼び方を変えるとただの本ではなくアートに! すごい発見ですね(この辺の考え方は、とある哲学者や仏教者が何百年も前から考え尽くしていますけど‥‥‥)。
と、いうことで、現在茅葺館にて新企画展「窓の外から眺めるアートな世界(チラ見せ)!」を開催中です。たぶん、数日間限定ですので、御用とお急ぎでない方は、ぜひお越しいただき、萱葺館の窓にへばりついてアートな空間をお楽しみください。
本日も、(S)の一滴徒然草妄想劇場でした。(S)