2016年5月

おまたせ

2016年5月30日

 遅ればせながら、花がようやく咲きそうです。いつもの時期に付けた蕾が、いつのまにやらすべてなくなって、今年はダメかとあきらめていましたが、新しい肥料のおかげでしょうか、新芽を出してここまで大きくなりました。もう一つの蕾も膨らみ始めています。今回は杭の形をした固形の物で、周囲に2本、地中に差し込んであります。教えてもらって買ったのですが、なにぶん素人仕事なもので、最初は杭が半分出た状態、固くてそれ以上入らなかったのですが、専用の道具を使って入れなおしてもらった次第です。これで、もう少し大きくなってくれると、なおいいのですが、毎年新聞で紹介される所のものがうらやましくて仕方がないのです。「隣の芝生はよく見える」なんてものじゃありません。蕾から花が咲いて散りゆくまでの七変化、飽きることはありません。アンネのバラ、今年もお客様をお迎えします。(u)

銀杯の花

2016年5月29日

 午前中は良いお天気でしたが、午後からは曇り始め閉館間際には雨が降り出しました。
 
写真は、六角堂脇の花壇にいっぱい咲いた銀杯の花です。最初はほんのわずかでしたが、繁殖力が強い花だったようで、今は花壇をうめ尽くしそうな勢いで広がっています。
 朝から
途切れることなくお客様が来館され賑わいました。お客様の中に東京からお越しになった方が2人もおられ、「ずっと一滴文庫に来てみたかったんです、やっと来れました。水上作品は大好きで、たくさん読みましたよ!」と話してくれました。(T

コピーライターというお仕事

2016年5月28日

 本日、朝から個人のお客様、お独りのお客様、団体のお客様、そして家族連れのお客様などなど、多くのお客様をお迎えすることができた半面、なんともバタバタと忙しい一日でした。そんな忙しさに押しつぶされそうな一日、少しの合間に六角堂で珈琲をお楽しみのお客様(実は関係者)と話をしていると、「今度のコンサートのポスターのタイトル『一滴の音の雫 竹林と相響く』は誰が考えたの?」との一言をいただきました。あっ、これは何かやってしまったか? と思い「私ですが…何か」と答えると、「これは、いいね」という、予想とは反対のお言葉が返ってきました。コピーライターの糸〇重里さんなんか、ものすごい額のお金を稼いでいるし、そっちの方でもいけるんじゃない? という所まで話は飛躍していきましたが……そりゃ無理です! 小生には≪言葉を紡ぐ能力≫は自分自身で笑ってしまうほどしかない、と自覚しております。しかし、お世辞でも褒められることはうれしいもので、忙しさに疲れ切った心身も、若干回復させていただきました。このまま、ポスターやチラシにつられてお客様がワンサと……というのは、夢のまた夢でしょうか。コピーライターというお仕事、甘くはないようです。(S)

目が向くのは

2016年5月27日

 「草も花の仲間です。大事にしてやって」、文庫ではとっても大切な言葉です。花が咲いていれば草取りを少し待ち、花瓶に挿したり、プランターで育てたりもしています。そのプランターのひとつから、赤い実がひとつ、大きく育っていました。てっきり、イチゴを育てているものと思っていたら、ヘビイチゴらしく、どうやら、草取りをさぼった結果だったようです。それにしても、ヘビイチゴってこんなに大きかったかしらと調べてみると、ヤブヘビイチゴというようです。ヘビイチゴに似て、日当たりの悪い藪のような環境を好むことからこの名がついたそうです。食べられる(食べた)、食べない、毒があるから食べてはだめ、どれがほんとやら。結果、毒はなく、食べられるけどおいしくないとのことでした。文庫の一角でも、ヨモギに混ざってたくさん実をつけていましたが、やっぱりヘビイチゴ、食べたいとは思いません。
 文学館とはいうものの、そちらのことはどこえやら。庭のことばかりに目がいきます。大丈夫、ここには二人の学芸員がいますから。(u)

大飯中学生が写生に来館

2016年5月26日

    今日も良いお天気で気温も上昇し、汗ばむほど暑い一日となりました。
   
午後から大飯中学生と引率の先生が来館し、一滴文庫を写生していました。子供たちの描きたい処は様々で、木陰からだったり、道端だったりと彼方此方で写生する姿を見かけました。私の中学生の頃は写生では鉛筆が主流でしたが、シャープペンシルで描いている子もいて変わったものだなと写生する子供らを眺めて思いました。日々姿を変える文庫の植物や木造の建物を中学生達たちはジッと見つめ、熱心に描いていました。(T