8月2015
どちらを抜くか模索中
本日朝から嫌な感じの小雨。これは、今日はお客様も少ないかなっと若干のあきらめモード(いや、ダラケモードでしょうか)に入っていたら、なんと朝からお客様の多いこと。しかも、日本各地から! こんな天気の日には珍しく、園内からは色々な方言(イントネーション)の会話が聞こえてきます。そんな方々にお声をかけさせていただくと、皆様口々に劇場の雰囲気と手入れの行届いた園内(自画自賛)の素晴らしさに話題が進みます。毎日少しずつ手を加えて、なんとか維持しているつもりの景観ですが、昔からのお客様には「すこし綺麗すぎるかな~」というお言葉をいただくこともチラホラ。どの程度がベストなのかは、常に模索中なのですが……一度気を抜くと、もう二度とこの状態には戻らないような気もするほどの雑草の成長スピード。気を抜くタイミングと草を抜くタイミング、思考錯誤は終わることがなさそうです。(S)
蝉と椿の実
後ろ髪引かれましたか?

3日間の職場体験も今日で終わり。今日は2人が加わり、5人での体験となりました。数が増えれば力も増える。ということで、通常業務に加え、少々足腰に不安のある人生経験豊かな力で行う予定の作業を、若い力に頼ることとしました。
その一日です。「今日は掃除をしました。力仕事の作業もあったので大変でした。その他にも、接客、展示替えなどもしました。接客では、どうすればお客様が喜んでくれるのかを考えて行動し、展示替えでは、普段触れることのできない貴重な品などの取り扱いについても、しっかり学ぶことができました。とても貴重な体験をさせていただきました」
力仕事、ご苦労様でした。おかげで足腰が立たなくなるのを何人の人が防げたか。
この3日間、一滴文庫から想像した体験とは違ったかもしれませんが、その違いを最後に考えて今回の職場体験の終わりとしてください。(u)
職場体験2日目
職場体験 その1
仕上げを御覧じろ
蝉の穴

早稲の稲刈りが始まり、文庫から見渡せる田んぼは歯抜けに見えるところがあります。残暑はまだまだ厳しく、アブラゼミは夏はまだまだ続くよと頑張って鳴いています。文庫の庭にはこのアブラ蝉たちが地中から這い出してきた時にできた穴が無数に空いています。
昨日は「渡辺淳展~佐分利川~」のオプション渡辺淳ギャラリートークを行ない渡辺淳ファンが大勢来館して会場は賑わいました。ファンの中に遠くは栃木県からお越しになった方がいて驚きました。この日のために、仕事を休んで電車で駆けつけて下さったそうです。渡辺淳先生の絵や人柄に魅かれ、また是非お会いしたい、話を聞きたいと、遠方から駆けつけたファンの熱い気持ちを感じとることが出来ました。(T)
一発目
本日、一滴文庫では、笑いの渦が発生しておりました。そう、本日午後から渡辺淳先生によるトークショーの一発目(二発目は10月)です! これまで様々な場で活躍されてきた画家であり、水上勉の挿絵を担当したことでも有名な渡辺淳先生ですが、何故か会場では笑いの渦。普通、ギャラリートーク(漫談ではなかったはずですが 笑)でこんな笑いがおこることはほとんどないものと思いますが……。イベント終了後にお客様にお話しをうかがってみると「何度聞いても素晴らしい。先生のお話しは真に心にせまります」や、「今回、はじめて渡辺先生にお会いすることができましたが、これまで拝見していた絵のイメージからは想像もできないほどのギャップを受けました。でも、そのギャップはとても気持ちいいギャップでした」などなど、様々なご感想をいただきました。
私個人としては、先生の話には確かに聞いている人を引き込む魅力があると感じています。それは、実際に自身で体験した経験談を冗談を交えて一人ひとりに語りかけるように話を進めるからじゃないかと勝手に考えています。小生も話をする際には、見習わないといけないとは思いつつも、どんなに練習してもあんな風には話せませんとあきらめてしまいます。やはり、話を真似る前に、まずは人間性の練磨からでしょうか。道のりは果てしなく遠い……気がします。(S)