二冊の本
本日で5月も終わりです。先ほど、今月の入館者数の確認をしておりましたら、これはこれは! 今月も多くのお客様に恵まれた月となったようです。まぁ、最近は雨も少なくて出歩くにはもってこいの気候ですから、お客様の足も外に向くというもの。
そんな本日ですが、私はというと事務室で調べ物です。昨日、家での読書中に福井県出身の作家である中野重治のとある記事を発見! これは、次の展示に活かせる記載だと思い、さっそくゴソゴソと図書室を発掘。そして、関連資料となる二冊の本(「わが別辞」と「落葉帰根」)を熟読。なかなか面白い内容のものを発見してしまったようです。しかも、付随して小林秀雄の記事のなかにも関連する内容のものが…! 少しずつですが、今後の企画展示に関する資料も蒐集できてきたのではないかと思います。
と、まぁこのように小生は移り気な性格(?)なのでしょうがありませんが、なかなか雑務にかまけて本来の業務が進みません。でも、このように新しい資料を発見した瞬間だけは「あっ、俺ちゃんと仕事してる!」という実感がもてますが…それも夢幻のごとくなり~といったものかもしれませんね。現実に企画展が無事開催されたときに「夢じゃなかった~」「仕事してた~」と、一安心できるんでしょうね。(S)