漫画「美味しんぼ33巻」に水上作品の紹介
2015年1月7日


明けましておめでとうございます。
今日は雨や霰の降る寒い寒い一日でした。昨日は暖かかったので庭の雪はほとんど溶けたのですが、日陰の寒い山沿いということもあり軒下には浮島の様に雪が残っています。
今朝、文庫スタッフから漫画「美味しんぼ33巻」に水上勉作『土を喰ふ日々』が紹介されていたわよ!とその本を持ってきてくれました。ご自宅には漫画「美味しんぼ」が全巻そろっているいるそうです。『土を喰ふ日々』は、料理本の名著だと「美味しんぼ」主人公の山岡が紹介している場面があり、水上作品の幅の広さを感じました。水上先生は、幼い頃に禅寺で修行し住職さんの身の回りの世話や精進料理を作っていた経験があり、料理の腕前もすばらしく、その経験と知識が生かされて書かれた作品が『土を喰ふ日々』、『精進百撰』です。畑と相談して粗末なものをいやがらず、上等になるように努力工夫する薦めが書かれていました。(T)