
普段気にしてないことは、なかなか気が付かないものです。ほんの1m程度目線を下げるだけで世界が変わって見えてきます。
文庫の園内には、数多くの樹木が生い茂っていますが、その中には秋に見事な紅葉を見せてくれたモミジが何本も含まれています。最近は時期のせいか、桜や椿などの色とりどりの花々に目が行き、その存在をすっかり忘れていました。しかし、ちょっと腰を落して1m下の世界に気を配りモミジの根基を見てみると、次世代の新芽が所狭しと群生しているではないですか。来館者の目を楽しませてくれる園内の植物ですが、その植物(華)の時期は見る角度によっては一年中のようです。(S)