2012年3月

平成24年度へのバトンタッチ

2012年3月31日

同年代の見学者

早いもので、明日から平成24年度です。本年度を振り返ると文庫での色々な出来事が頭を駆け巡り、環境の変化に戸惑いながらバタバタと慌てた新生活を過ごしてしまったと反省する一日になってしまいました。なかなか新生活に馴染むにも時間がかかるようですが、もう明日からは新年度なのでこれまでのようにはいかないと、気を引き締めて新年度に臨みたいですね。 さて、話は替わりますが、3月末からスタートしました北海道岩内町の木田金次郎美術館主催「第17回 ふるさとこども美術展」一滴文庫巡回展も後半に入り、一部作品を入れ替えて継続展示しております。まだまだ見所盛り沢山の展示になっておりますので皆様の来館お待ちしています。

トックリバチ

2012年3月30日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

一日中曇り空でしたが暖かかく、時折突風が文庫を吹きぬけました。
六角堂スタッフが面白い蜂の巣を見つけたとのことで、写してきました。小指のさきほどの大きさで徳利の形をした巣でした。作者はトックリバチ、土をこねて作った巣は、まるでミニチュアの弥生式土器のような精巧さでした。
捕まえた蛾の幼虫を麻酔して、その中に入れて産卵するそうです。なかなか残酷な蜂が作ったことを知りました。(T)

水上勉の軌跡

2012年3月29日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 先日、文庫が休館の火曜日に渡辺淳先生と一緒におおい高浜地域の散策(ドライブ)に出掛けてきました。
 少しの時間でしたが、面白い話しが盛り沢山の有意義な時間を過ごすことができました。その中でも、水上先生が助教をしていた青郷の国民学校高野分校に連れて行ってもらったことは、本当に幸運なことでした。たぶん、独りで探しにいっても迷って帰ってたな………と、解説付きの超ベテラン案内人(笑)である渡辺先生の存在に、内心「ほっ」と胸をなでおろしていました。(S)

ツバキ

2012年3月28日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 赤、白、ピンクに紋入り。一重、八重に唐子咲き。色も咲き方もたくさんありすぎて困ってしまいます。その数、1,000種以上になるんだとか。それだけあれば、好みも別れて自分だけしかわからない椿を見つけ、自慢できるかもしれません。文庫にもたくさんの椿がありますが、椿と言えば、やっぱりヤブツバキでしょう。花もすっきり、実も大きく椿油が取れます。が、なんといっても魅力はその美味しい蜜です。一度味わえばわかってもらえます。でも、文庫の椿では、くれぐれもお試しなさらないように。(U)

梅の花

2012年3月26日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

午前中は小雪が舞い寒かったですが、お昼過ぎからはお天気も快復してきました。
嬉しいことに、正面玄関の梅が花を咲かせ始めました。暖かい春がきたことをお客様に告げてくれています。
 午後から一滴文庫は、映画の撮影会場となりました。内容は、亡き天才日本画家中村正義氏のドキュメンタリー映画の撮影で、タイトルは『父をめぐる旅』と言います。生前水上氏は、中村正義氏の描いた作品にたいして素晴らしい文章を残しています。中村氏の没後に作られた『中村正義画集』の序文「行と業の世界―中村正義の画業―」も水上氏が手がけています。まだ、撮影の途中ですが出来上がりがすごく楽しみです。(T)