新刊図書のご紹介「夢を追う人」「はじめて米軍機が頭上に」
2011年2月7日
「夢を追う人」(2011年1月30日)「はじめて米軍機が頭上に」(2011年2月30日)を版元の新日本出版社よりご寄贈頂きました。
最初の「夢を追う人」は、北海道の自然に憧れていた少年が、北極圏の小さなエスキモーの村に手紙を出す。返事がくる。その村でひと夏を過ごす。ここから星野道夫のアラスカの旅がはじまった。長い長い旅を続けながら、星野道夫が見つめ、追い求めたものはなんだったのだろう。アラスカを夢見たひとりの少年の奇跡を、心底からつむぎだした言葉でつづっています。
次の「はじめて米軍機が頭上に」は、1942年、東京は初空襲を受け、その後本格的に空襲が始まるまで2年半、空襲の空白期間でした。その「間」政府や街の人たちは「空襲」をどう思っていたのでしょう。街の様子はどう変わっていったのでしょう。空襲は突然やってきたのではありません。なぜ、空襲を避けることができなかったのか、事実からわたしたちが学べることを考えます。
2冊は本館図書室ブンナの部屋にあります。お立寄りの際に是非ご一読下さい。
一日小雨降る曇り空のお天気でした。六角堂では毎月恒例となった読書会が行われ、水上作品「西陣の蝶」の話題で盛り上がり温かな雰囲気となっていました。(T)