1964年、木綿子の目の前に現れた青年・和也は、「時の流れ」に落ちて、2030年の未来から来た人だった。父親が戦争中に中国人を殺したという体験談に傷つく木綿子に、和也は言う――「君に責任はないよ、まだ」。時の流れを探し続ける和也と出会い、やがて「あたしは、殺さない」と決意する木綿子を描くタイムファンタジー。