常設展示

本館2Fフロアマップ

 

 

本館 中2階右
民俗学者宮本常一と作家水上勉の見た日本の原風景
 本展示は、1968年発行の雑誌『風景』に掲載された民俗学者宮本常一と作家水上勉の対談に着想したものです。「日本の原風景」と題されたこの対談では、民俗学者と作家という異なる視点をもつ二人が、それぞれに見た「日本」という文化について語り合っています。
 宮本常一は、日本中をくまなく歩いて土地それぞれの風土や人情、そして歴史とじかに接するなど、その経歴の特異性は他に類をみないほどです。一方、水上勉はその多彩な職歴をいかし、人間の心やその営みを小説という舞台で描き続けてきた異色の作家です。
 このような両者による対談は、まさに大正から昭和にかけて日本の原風景がどのように移ろい、平成の現在につながっているのかを感じとれる内容となっております。文学作品において民俗学の果たしてきた役割、もしくは文学と学問との曖昧な境界についても考えていただける内容となっております。
本館 中2階右 民俗学者宮本常一と作家水上勉の見た日本の原風景 本館 中2階右 民俗学者宮本常一と作家水上勉の見た日本の原風景
本館 中2階左
渡辺淳が描いた水上文学
 書籍を刊行するにあたって、作家の執筆が重要なのは言うに及びません。しかし、作家の力だけで売れる本を作ることは不可能です。本が作られる過程においては、多くの人が関わりをもつのです。なかでも、書店で本を手に取るとき一番に目に入る表紙絵、その絵を描く人も重要な役割を担っていると言っていいでしょう。
 ここに展示している絵画は、水上勉と同郷の画家である渡辺淳が水上作品のために描いたものの原画です。渡辺は、1970年に水上勉と出会うことにより同氏の作品の装丁や挿絵を担当するようになり、以後70を超える装丁や挿絵を担当してきました。まさに、水上文学を陰から支えた人物ではないでしょうか。
 今回の展示をご覧いただき、画家がどのような絵をその作品に添えているのか、原画と表紙絵ではどのように違っているのかなどに注目して、ご覧ください。
本館 竹紙と遊ぶ二人展 本館 竹紙と遊ぶ二人展
本館 2階
 一滴文庫常設展コーナーでは、水上の経歴や執筆の参考資料、そして貴重本などが展示されています。また、一滴文庫の名前の由来となった「禅」のコーナーもあり、数多くの資料から水上の生涯の一端に触れることができます。
本館 2階常設展示 本館 2階常設展示 本館 2階常設展示

 

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