花雪

2017年4月16日

桜の花びらが道路一面を覆いつくし、まるで雪がうっすら積もったような景色です。昨夜、突然、ヒョウ交じりの雷雨に見舞われ、ソメイヨシノが丸裸にされました。突然のことに若葉が芽吹くのも追いつかないようで、不思議な木の様です。ソメイヨシノはこういう結果になりましたが、文庫の枝垂桜はまだ見頃です。明日以降の雨が心配ですが、少しは楽しんでいただけます。(u)

長年の夢

2017年4月15日

 先日、大勢の来館者の中に、九州大分は宇佐市からのお客様がお一人おられました。お話を聞いてみると、今から50年近く前の20代のころ、水上作品をむさぼるように愛読していたということ。なんでも、仕事から帰るとすぐに水上作品、それから寝て起きて仕事、帰ると水上作品という毎日。「正直、水上さんの作品は、読むと気分が滅入るものが多かったんですが、それでも中毒になったかのように、なぜか読み続けていました」とのこと。
 今から30数年前には宇佐で水上勉の講演があり、それを聞いたこともあるとおっしゃられて、「そうこうしていると、若狭に一滴文庫という施設を建てたと雑誌で見まして、それ以来ここに来ることが夢となりました。しかし、これほどの施設とは……」という、長年の夢だった一滴文庫来館と見学の感想についても語っていただきました。
 最後は笑顔で文庫をあとにされましたので、長年の夢が良い形で結実してくれたのではないかと思います。(S)

大飯中学生が写生に来館

2017年4月14日

 今日は良いお天気で気温も上昇し、汗ばむほど暖かくなりました。
 午後から大飯中学生が十数名と引率の先生が来館し、一滴文庫の写生場所を決めていました。最近は時間も限られているためか先生がデジタルカメラで子供たちの描きたい場所を撮影し、写生に来れない時などはその画像をプリントし、それを見ながら描かせている様です。時代も変わりました。子供達の描きたい場所は様々で、木陰からだったり、道端だったりと庭のあちこちに散らばって散策していました。
 午前中は、京都府美山町の方からバイクに乗ってきた中年の男性が一人ありました。その方が「水上先生が立命館大学の夜間部を受講していたことを知って来ました。実は僕も昼間は仕事をして、夜に立命館大学の夜間部に四年間通っていたんです。僕の大先輩が作った文庫を見たくて来ました。」と話して下さるお客様がありました。
やっと気持ちの良い季節になり、各地からのいろいろな来館者がやってきます。(T)  

参禅ではなく

2017年4月13日

 本日、企画展の準備で悩んでいると……降りてくるものです、啓典が(笑)
 ここ数週間、禅宗関連の書籍を読んでは脇に積み上げ、読んでは積み上げするんですが、わからない。なんとも、わからない。と、園内に目を向けると(いつもお世話になっている)ひとりの和尚さんがプラプラ。おっ、ちょうどいい所に! と袖を引き、お話を聞くことができました。早速、参考になる良い本と、とある画像の紹介をしていただき、どうやらまた一歩前進できそうです。
 ちなみに、私は罰当たりな性分ですので無信心なんですが、なんとなく「ご縁」だけは信じております。ですので、今回の和尚さんが帰り際に「また、わからないことがあったら言ってこい」という縁を信じて、これから知識をたかりに参禅させてもらいましょう。いや、私はどちらかというと「門をくぐれない人、ただ門の下に佇む人」の方ですから、参禅……とはいきませんね。(S)

*ちなみに、この表現は、以前に読んだ夏目漱石『門』に書かれていた主人公についての表現です。だいたいこんな感じだったかな?

桃栗三年柿八年といいますが、

2017年4月12日

 春咲く花もいいですが、新しく芽吹く若葉もいいもので、どちらかというとこちらの方を好みます。文庫に来て3年目の山椒や昨年植えた栃の木は、今年はすっぽり雪に覆われたため心配していましたが、元気に芽吹いてくれました。ま、どちらも花より団子、実を取った結果ですが。山椒はまだしも、栃の実なんてあと3年では無理な話です。(u)

椎の木の暦

2017年4月10日

 先日のことですが、ひとり本館でお留守番(笑)をしていると、とある来館者から図書室でお声がけをいただきました。その方曰く「水上作品で最高のものは『椎の木の暦』だ!」とのこと。
 よくよくお聞きすると、そのお客様は元小学校の先生。昔、授業や学級運営で悩んだときに何度も紐解き、元気をもらった作品と言われていました。
 「この作品は、生徒をちゃんと一人の人間として観る≪心≫が描かれている。どんな努力ができる子で、どんな得意なことや苦手なことがあって……、決して子どもの努力を馬鹿にしない。教師生活を長いことしましたが、この作品に出会えたことは本当にプラスでしたし、助けられました」と、『椎の木の暦』を手に取って熱く語っていただきました。
 確かに。私も身につまされる話ですと、かなり長い時間お話していた気がします。そうです、小生も他人の努力を馬鹿にする行為だけは、本当に許すことができません! たぶん、馬鹿にしている人にはそんな意識はないのでしょうが、言われた方は一生忘れることができないというものもありますし。
 これは、もう一度読みなおさないといけませんね。みなさんも、ご一緒に『椎の木の暦』の読書……なんてどうでしょう。(S)

ことしの桜の花道

2017年4月9日

    朝から霧雨が降り、植物たちには快適な一日となりました。
    写真は大飯中学校脇の桜並木道です。たいへん綺麗だったので写して来ました。まだ花びらの散らない満開の桜です。一年に一度だけ、この時期にまた開花してくれたのだなあと思うとありがたい気持ちになりました。
春の花見シーズンに入り、今日もたくさん来館者が一滴文庫に訪れ賑いました。(T)

来猫に

2017年4月8日

 本日の入館者は、人間多数に白猫1匹。その白猫、こちらの呼びかけにじっと見つめて何をか言わん。「どうぞ」が通じたのか、庭へと消えていきました。久しぶりの来猫は、ドクターイエローのおかげでしょう。まだまだ続く、小さな幸せ。満開の桜にすべての視線は空に向いていましたが、賑やかよりも目立たない小さな春が足元に。フタリシズカが満開です。(u)

とある個展の一枚に

2017年4月7日

 先日、とある個展見学で小浜市内にある「森林(もり)の水PR館」に行ってきました。会場に入ると、目に飛び込んでくる絵画たち、どれも遊び心満載で、見ているこっちまで楽しくて心弾む気分になるものでした。ご一緒していただいた渡辺先生からは、「〇〇君は、最近楽しんで描いているね。それが絵に出てる」との一言も。う~ん、芸術に疎い小生にも、これは一目でわかります。いわゆる「楽しそう」!
 と、そんな絵画の中に、一枚の気になる作品を見つけてしまいました。それは、2013年に一滴文庫のくるま椅子劇場で実施した、「今川裕代ピアノコンサート」の絵画です。あれから、早いものでもう4年が経ちますでしょうか。あの時の感動を忘れずに絵に描いてくれるとは……。ちょっと感動です。
 ということで、その絵画の横に書かれていた詩(?)が素晴らしかったので、勝手に紹介させてもらいます。

 今川裕代さんの奏でるピアノの音が
      くるま椅子劇場を押してくれる
     なんという
   やさしい音なのだろう
                (だったかな?)

*なべ太郎さん、勝手しました。申し訳ありません。ダメだったらすぐに消しますね。(S)

桜が咲き始める

2017年4月6日

    今日は午後から雨降りのお天気となりました。
    先日の徒然日記に桜はまだ蕾ですと書きましたが、ついに咲き始めました。小雨が午後から降りだしましたが、気温は昨日よりも2度ほども高く桜の開花をさらに促したみたいです。文庫の枝垂桜はやっと咲き始め、これからが見頃となりそうです。桜の他にもボケの花やムクゲの白い花やトサミズキの黄色い花なども咲き、庭の花がたいへん綺麗な時期になりました。来館時には庭の植物を散策してみて下さい。(T)