寄贈本

2013年3月22日

 あれは去年の7月だったでしょうか。とある来館者の方と色々なお話しをさせていただき、その会話のなかで「水上作品が好きで色々な本を集めましたが、もうそろそろ処分しようかと考えています。貴重な本も中にはあったんですけどね。」とのお言葉を聞き、迷惑も考えずについつい「文庫にも収蔵されていない本もあるかもしれませんし、今後色々な活用法もありますので、よかったらご寄贈ください。」と言ってしまいました。もう、あれから半年以上が過ぎ、そんな会話も日々の業務に飲み込まれて、何所にいってしまったのかというような状態でした。しかし、先日、あの時の来館者の方から「ようやく整理がつきましたので、そちらに寄贈します。」との嬉しいご連絡がありました。しかも、送られてきた書籍の数々は状態も綺麗で、どれだけ今まで大切にされてきたのかが容易に浮かんでくるような状態のものでした。
 これらの本を前にして、うれしさは募りますが、反面、身の引き締まる思いになっているのも事実です。これだけ大切にされ想いの詰まった本の数々を、どのように活用していくとご寄贈していただいた方の想いに報いることができるのかと、考えることの多さに頭を抱えています。でも、そういう楽しい悩み(?)なら、どれだけ多くてもいいものですね。(S)

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