2012年9月26日

 『はるかなるものみな青し』 先日、とある図書館に行ったときに懐かしの本を発見してしまい、ついつい本来の調べ物のことを脇に置いてペラペラと頁をめくっていると、ある詩の一文を見つけました。その一文が前序した『はるかなるものみな青し』です。この詩については、以前から知っていたんですが、誰の詩でどんな意味でなど考えたこともありませんでしたし、この一文の前後もすっかり忘れてしまっていました。しかし、今回目についたときに懐かしさとともに詩の作者にも目がいきました。三好達治…ん、この名前は…?そうです、先日文庫の読書会で勉強した北荘文庫の方ではありませんか。まさか、こんなところで記憶の繋がりができ、しかも遠く大分の地で読んでた詩の作者が、引っ越した先の福井県に縁のある詩人の作品だったとは…。どこでどのような縁があるかわかりませんね。しかし、「記憶をつなぎ再構築する要素となるものは知識(あくまで一端ですが)だ」ということに改めて思考が向きました。なかなか面白い認識です。

  かへる日もなきいにしへを
  こはつゆ艸の花のいろ
  はるかなるものみな青し
  海の青はた空の青

今日も空や海は青く透き通っていました。たぶん古代人の目にも何十年先の人の目にも、もしかしたら遠く離れたところにいる誰かの目にも同じ青が映っているのかもしれませんね。(S)

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