大滝神社のゼンマイサクラ
2009年4月9日
先日、福井県今立町大滝神社の裏山の中腹あたりにあるゼンマイサクラを観に行ってきました。
この薄墨桜の木は、水上勉先生が『在所の桜』(立風書房 写真撮影:水谷内健次)に書かれており、福井県内では古木の桜として紹介されています。昭和39年に県の指定を受けた天然記念物で、樹高23メートルもあるそうです。一度読んで気にかかっていましたが、やっと見ることができました。
「ゼンマイサクラ」の名前の由来は、ゼンマイの取れるころ花が満開になるからだそうです。確かにゼンマイが近くにいっぱい生えています。
地元の方に道を教えていただき、急な山道を汗だくになって50分ほど登ると見えて来ました。山の急な斜面に生えるこのゼンマイサクラは、今立の和紙の里を見おろしているようでした。(T)