せっかく六角堂がリニューアルしますが

2021年1月15日

昨日より、六角堂の煙突改修作業が着々と進んでおります。今日でだいたいの作業は無事に終了。残りは明日と明後日の二日間で、復旧作業(お掃除や足場の解体などですね)をしますので、来週からは暖かな六角堂が戻ってきます。せっかくですので、皆さまどうぞ温まりにお越しください。

と、そうこうしている間に世間一般は大変なことになってますね。一滴HPをご覧になられた方はお気づきかもしれませんが、一部府県で緊急事態宣言が発令されたことに伴い、ご来場における対応の変更も余儀なくされております。緊急事態宣言の対象地域にお住いの皆さまには、大変ご不便をおかけしてしまいますが自粛をお願いいたします。その他の皆さまにつきましても、展示の説明など控える場面が増えるかと思いますが、こちらもご容赦ください。

本当に不自由な時代になってしまいました。小生が器具するのは、これからの美術館博物館(もちろん文学館なども)のあり方です。何もかもがリモートでおこなわれる時代にあって、本物を生で見るということの大切さを、これからの人々が見失わずにいれるのだろうか…と。確かに、ネットなどの媒体を使って美術品を紹介している施設もどんどん増えてきましたが、それを見ただけで十分満足と思って施設に足を運ぶことを止める人が出てくるのではないかと。

美術や音楽などの芸術は、その場にあること(その場で見て聞くこと)の大切さという点を、忘れないでいただきたいものですね。(S)