6月2019

とてもヘビーな日

2019年6月30日

 一瞬、体が固まりました。コンクリートの園路いっぱいに寝そべる姿が、目の前に飛び込んできたんです。文庫の庭では当然の出来事ですが、あまりの長さ、太さに応援を呼んでしまいました。こんな長いものには絶対巻かれたくないです。そういえばいつだったか、トイレの窓枠にこれぐらいの長さの抜け殻があったのを思い出しました。この抜け殻を財布に入れておくとお金がたまるなんて、さっそく実行した強い方がいらっしゃいました。外見で判断してはいけませんが、その姿、もう少しどうかならないものでしょうか。(u)

答えより質問

2019年6月29日

 本日、お越しのお客様にひとつの質問をいただきました。それは「人はどうやったら20年そこそこで、これほど多量の執筆ができるんだい?」というものです。いつものように、お迎えしたお客さまをラウンジにお通しして、それから展示室に誘導する。これはいつもの流れですが、展示室に一歩入るなり、お客様が立ち止まられて動きません。どうかしたのかと思ったら、先ほどの質問です。展示室に入る前に、「今回の展示は、水上勉の1984年(文庫開館前)までに執筆したものを中心にして、関連資料もろとも並べてます」という小生の話から、たぶん10冊かそこら程度の本がバァン! で、関連資料がドォン! と並んでいる様子を想像したようで、まさかこれほど多量に本が壁面を埋め尽くしているとは、夢にも思わなかったとのことでした。私も質問に答える形で「なぜなのか?」という思考をくみ上げることもでき、大変有意義な時間を過ごすことができました。やはり、物事というものは「答え」よりも「質問」が大切なんだと改めて思いましたね。(S)

見られています

2019年6月28日

 「広く見える」と言われると、まんざらでもありません。背の高いものを壁際に寄せ、窓を遮るものをなくしただけなんですが。中からも外からも事務所内がよくわかるようにもなったので、お客様も受付がわからず素通りされることもなくなりました。今度は整理整頓掃除はしっかりお願いします。(u)

喜びの一報

2019年6月27日

 本日、文庫内では様々なうれしい報告がありました。小生にとりましては、とある方からお電話をいただき「重版が決まったよ」との一言が! なんのことやらと首をかしげてみたら、明日発売される書籍『水上勉の時代』(田畑書店)が、販売前日にも関わらず重版が決定したとのこと! これは、ビックリです。この本が売れない時代にも関わらず、販売前に重版が決まるほど好評とは……なんだか狐につままれたような気分です。それでもその方曰く「この本は、作りもよくて手に取りやすいし、何より中身が面白い! 大学の先生方もすごい考えて装丁から何から作りこんでいるから一般受けも絶対良いと思ったの」とのことでした。そして最後に「Sさんも、今回の文章はとっても良かったよ」と、お褒めの言葉までいただいてしまいました。普段、あまり文章のことで褒められることはないので、こんなときにいただける一言はとてもありがたいものですね。

 というわけで、水上勉先生にご興味のある皆さまは是非一度お手に取っていただき(内容的には、水上勉を知らない初心者さんから、文学を専門に調査されてる研究家さんまで楽しめる内容になっています)、お時間に余裕がございましたら目を通してくださいますと幸いです。そしてさらに、お金に(笑)余裕がございましたらご購入もご検討いただけましたら幸いです。(S)

『水上勉の時代』田畑書店 2019年6月28日発売 編者:大木 志門、掛野 剛史、高橋 孝次 3,200円(+税) 336ページ

紫陽花

2019年6月26日

 文庫にもアジサイをと植えてもらった苗木に、ようやく花が咲きました。2つだけですが、残りの苗もしっかり根付いてくれています。花は紫いろですので、庭の土はアルカリ性に近いのでしょうか。青や白や赤や色とりどりに咲くといいのですが。庭にアジサイがなかったのが不思議です。(u)

あなたの意見が、明日のおおい町を

2019年6月24日

 毎年、おおい町では様々な大学と連携して色々な政策提言をいただいています。今年は、一滴の茅葺きもリニューアルしたこともあり、せっかくなので会場を一滴文庫で行いたいと、事前の下見が行われました。町に若い活気があふれるのは良いことです。ぜひ、この町の未来のために、その若さをぶつけてもらいたいものです。

 ということで、今年の夏は一滴来館者の平均年齢もグンと下がることでしょう。若さに触れたい皆さまは、ぜひ一滴文庫に! 若い子と話をして、この町の問題点や改善点をお話くだされば、その案活用されるかもです。(S)

模様替え

2019年6月23日

 受付事務所で幅を利かせていた長い机が、使用していた職員とともにようやく本館事務室に移動し、普通の事務机になって事務所が幾分か広くなったので、少しばかり模様替えをしてみました。背の高いものは壁際に移し、窓を大きくとるとすっきりと広く見えるものです。ただ、西日がもろに当たるのは考えものですが。(u)

 

一歩進んで‥二歩下がれない

2019年6月22日

 あれやこれやと忙しい日々です。最近、目が回る思いで仕事に勤しんでおりますが、先日一筋の光明が! これでようやく‥‥‥と、心の中でほくそ笑んでおります。さて、皆さまにご報告は、いま少し先になりますが、世の中は確実に一歩一歩進んでいるのですね。これはもう、下がれませんね。(S)

考える

2019年6月21日

 窓に張り付くアマガエル1匹。カメラを向けても動じません。お昼時、ようやく下に降りてきましたが、またしてもカメラを無視。干からびて動けないのではと頭に一滴。それが良かったのか、いらぬお節介だったのか、外へ飛んでいきました。昨日のウサギも知らん顔。動物にさえ気配を感じてもらえないのはなぜ。やさしくなったからでしょうか。発するものがなくなったからでしょうか。(u)

生誕百年展

2019年6月20日

 先日、竹人形などのイベントもあり、多くの人が来館して企画展を見学してくれました。なかには、展示にお詳しい方々もおられて、いろいろと今回の展示についてのご意見もいただき、とても参考になりました。しかも、お聞きした意見の大部分は「いや、これはいいね。今回の企画展は、まさに百年を彩る展示として大正解だね。しかも、中二階では、これまでの展示から水上勉先生の業績を顕彰するような展示もあって意義深い(水上先生の一滴文庫でこのような顕彰展示をするのは、という意味だったかと思います)! これを企画するのは大変だったでしょう。頑張りましたね」というものでした。いや、嬉しさ半面、なんだか恥ずかしい感じもしますが、時間がないわりには、まとまってくれた気もします。ですが、まだまだ解説が少なかったり、導線が悪かったり、展示手法を変更しなければならないものもあったりと、改善の必要が見え隠れ(いや、丸見えなんですが)しております。

 たぶん、この水上勉生誕百年記念展が本当の意味で完成するのは、展示期間終了の少し前になるのではないでしょうか。

 こんなことでいいのだろうか‥‥‥。(S)