10月2018
今日も日が暮れた
文庫拝観
平成30年度 帰雁忌
本日、平成最後の帰雁忌も無事に終了いたしました。ご来場いただきました皆さま、来たかったけど来ることができなかった皆さま、本当にありがとうございました。これでなんとか、今年も年を越せそうです(毎年綱渡りですが)。
今、後片付けもひと段落して、ホッと一息机に向い「徒然草」を書きながら‥‥‥あっ、しまった! ひとつ大きなミスを犯していた‥‥‥と、気が付いてしまいました。たぶん、このミスに気が付いているのは小生と、もしかするとシンポジウムの司会をつとめていた渡辺さんだけだしょう。ですので、この話は、なかったことにしたいものです。
さて来年は、いよいよ水上勉先生生誕百年記念の年。どんなことになるやら、まったく想像ができませんが、なるようにしかなりませんね。もし、本日の帰雁忌で何か気になったことがある人は、一滴までお知らせください。来年以降の運営に反映させていただきます。(S)
帰雁忌の準備

朝からお天気は快晴で気持ちのよい一日でした。
明日は、若州一滴文庫の一大イベントの「帰雁忌」が行われます。今日はそのための準備でとても忙しかったです。白玉会(地元のお茶席教室)によるお抹茶席の設えや、記念講演の会場準備などで一日中バタバタしておりました。
写真は水上勉先生の遺影に田主丸の柿を供えたところです。毎年、福岡一滴の会の方が帰雁忌に参加されるのですが、今年は都合がつかず欠席のためかわりに福岡県田主丸地方の見事な柿を送って下さりました。今年は若狭地方の柿が不作で文庫の庭にも柿が実らずこまっていました。誠にありがとうございます。水上先生も喜んでおられると思います。
くるま椅子劇場の玄関通路には「水上文学の風景写真展 第1回~第8回」までの最優秀賞、優秀賞が展示されています。一滴文庫にお越しの際には見ていってください。(T)
フリーズ


くるま椅子劇場玄関ホールの床に落し物?。目を凝らすとどうやら小鳥のようですが、一向に動く気配がありません。カメラを近づけてもポーズは変わらず逃げようともしません。ガラス窓に当たって動くに動けずのようです。踏まれては大変と優しく抱かれて六角堂のベンチへ。その後職員が松葉でツボをついてめでたく意識回復、彼方へと飛んでいきました。松葉が刺さったウグイスを見かけたら、虐待ではありませんのでご安心ください。などど嘘八百並べましたが、ほんとは、松葉に水を付けて飲ませてあげて回復させたんですが。
ウグイスは鳴き声は聞けども、その姿を見かけることはめったにありませんので、ウグイスには悪いのですが、ラッキーな日となりました。(u)
満員御礼
本日、午前中から何台ものバスが次から次へと駐車場に! 予定されていた団体様、予定になかった団体様、合わせて6団体様だったでしょうか。さすがに小生もこちらにお世話になって早7年が過ぎましたが、ここまで団体様が重なることは初めての経験です。正直、ちょっと焦ってしまいました。それでも、皆さま当館に興味津々で、お帰りの際には、バスに乗り込む前に門のところにいた小生を見付け、走り寄っていただき一言「こんな一度だけでは、もったいない。次もまた来ます。絶対に来ます。でも、来るときは老人会で寄せていただきますので、あまり華やかにはなりませんが‥‥‥笑」と、いただきました。
正直、これほど興味を持っていただけるのは、嬉しい限りです。それに、日本の老人力は侮れません。最近、70歳を超えた方々に気力体力の充実を感じてしまってます。私が、あの年齢まで生きていたとして、あんなに元気では‥‥‥無理かもしれませんね。(S)
コンテ
朗読公演
本来の
昨日、とある顔なじみさんたちに質問をいただき、本館の展示室で説明をしていると、帰りに「とても良かった。続いて高浜の資料館に釈宗演さんの展示を見に行く予定になってるから、いまの説明を聞いてどれだけすごい人だったかわかった」と言っていただきました。
それから、しばらくして、その顔なじみさんさんと再度お会いすると「さっきの説明のお礼もかねて」と、高浜のお土産をいただいてしまいました。なんだか、申し訳ないような気分もしますが、高浜の展示どうでしたか? と聞いてみると「やっぱり、一滴が最初でよかった。もし、高浜が先だったらあんまり興味も持たずに帰ってたかもしれなかったからね」とのこと。
あぁ、そうか! 本来展示というのは、そこに何らかの「気づき」や「感動」が発生するべきもののことだったと、改めて感じるご感想をいただいてしまいました。ただ単純に見せたいものを見せるというものは、博物館美術館の展示ではないのですね。勉強になります。(S)