トノサマガエル

2018年7月14日

     写真は、庭の草刈りをしていて見つけたトノサマガエルです。こんな立派なトノサマガエルが一滴文庫にはまだいます。文庫は自然豊かなところだとつくづく思います。 
    トノサマガエルを見つけると思いおこすのは、水上勉著の「ブンナよ、木からおりてこい」です。主人公のトノサマガエルのブンナが、住みつく寺院に生える椎の木のてっぺんに登り、自分の知らなかった異世界を旅する話ですが、今日の一滴文庫にお越しになったお客様も旅人で、遠くは宮古島から来られた方でした。日本の素晴しい原風景を見ておきたいと旅されている方でした。既に日本は一巡りしたそうですが、こんどは更にじっくりと観ておきたいと一県に一週間ぐらい滞在しながら、日本中を旅しているとのことでした。羨ましいかぎりです。私もいつか日本中をじっくりと旅してみたいものです。(T)