8月2017

一度ならず二度までも

2017年8月31日

 イベント広報のため、隣の町へポスターとチラシの掲示をお願いに出かけたところ、珍しい物に出会いました。あずき色の2両編成の電車です。外観からしてどうやら検査車両のようだったので調べてみると、JR西日本の電気検測車なるものです。全国ではこれだけだとか。鉄道マニアによれば、ドクターイエロー同様に、なかなか出会えないとのこと。4月にもこの路線で運よく気動車のドクターイエローに出会ったばかりで、幸運は続くものです。ということは、このイベントも大盛況間違いなしです。11月18日のキッサココンサート、チケットの販売は9月18日からですが、ぜひ、おいでください。聴いてください。
 残念ながら写真はありません。車両を見たい方は「はたらくくるま JR西日本」で検索してみてください。(u)

先人ありて

2017年8月30日

 忙しさでへばりそうです。
 本日も、朝から取材対応や来客、急いで外回りにも行かなければならないのに、お客様が次から次へと! これは、うれしい(けど)悲鳴です。
 そんな皆様とお話させていただくと「ここはすごいね。こんな施設は他の町にはあるんだろうか?」とか、「この木材と土壁……そして、まるでこの場所の為に描かれたかのような絵画(もちろん、渡辺先生の作品)。なんて、すべてが調和している空間なんだろう。すばらしい」というお言葉をたくさんいただくことができました。それというのも、もちろん創設者の水上先生のお陰ですが、忘れてはならないのが渡辺先生をはじめとする地元で三十数年間守り続けてきた方々の存在です。特に先日から、その存在の大きさを再確認させていただいております。
 これから先の十年、二十年、いや五十年、百年という時間を維持していくためにも先人のご苦労を忘れるわけにはいきませんね。(S)

ヒキガエル(ガマガエル)

2017年8月28日

 残暑きびしい日が続いていますが、夜になると涼しい風が窓から吹きこむようになってきました。
 先日、六角堂スタッフから「すごい奴を見つけたわよ!写真撮って日記のネタにしたら」と言われ急行すると、確かにすごい奴がいました。大きなカエルです。手足を伸ばすと60センチ位はありそうです。きっと文庫の庭のボスでしょう。見た目よりもおとなしくジッとしていました。スタッフからこれは「何ガエルなの」と聞かれ「ヒキガエル」か「ガマガエル」だと思いますよ。と、いい加減な返答をしましたが、ものの本によると、このカエルは「ヒキガエル」だそうです。「ガマガエル」とはヒキガエルの別名だそうです。他、「イボガエル」などとも言うそうです。後で庭にそっと逃がしてやりました。また何処かで逢いたい大カエルでした。(T)

記憶の中の一滴と、今の一滴

2017年8月26日

 本日も多くのお客様に足をお運びいただき、園内のにぎやかさもひときわでした。そんななかでも、開館当時に何度か訪れて、30年ぶりくらいですという一組のお客様。入り口で「あれ、ここでよかったのかな? 違ったかな? もう一つ横の谷だったかしら?」と、頭の上に疑問符が見え隠れ。「何かお探しですか?」と、お声をかけさせていただくと、どうやら記憶の中の一滴文庫をお探しのご様子で「一滴文庫は、ここで間違いなかったですか?」と、おそるおそる。ご記憶のなかの一滴文庫とのあまりの差異に、看板の『若州一滴文庫』を見ても、ここじゃないと思ってしまったご様子です。
 開館当時、一滴文庫はまだ本館と萱葺館のみで、お庭は野放図(そんな写真を渡辺先生にいっぱい見せてもらった記憶が蘇ってきました)。そんな当時に来館していただいた方からしたら、まるで別なのでしょう。でも、見学が進むにつれて少しずつご記憶の中の一滴文庫と現在の一滴文庫が重なり、同行の方々と「そういえば、ここは」「そうだった、あの時は」と、昔話に浸るお顔も楽しかった30年前のその時にお戻りのようでした。(S)

職場体験最終日

2017年8月25日

 今日は大飯中学生の職場体験の最終日となりました。人数が2人増えて4人での職場体験となりました。
 午前中は、六角堂(喫茶)の大掃除をしてもらい、午後からはイベントのポスター配りや図書館掃除やパソコン入力などの仕事をしてもらいました。
 今日はじめて一滴文庫職場体験に来た2人の感想の一部を紹介します。  

「3日間の職場体験で、最終日しかできなかったけれど、文庫にどんな本があるのか分かり、良い経験ができました。お客さんにもしっかりと挨拶して、褒めてもらいました。六角堂(喫茶)の蕎麦や、梅ジュースも美味しかったです。また、来たいなと思います。」  

「今日の職場体験の仕事は、本の整理や窓ふき、町内にポスターを貼りに行ったりと、いろいろ良い体験をさせていただきました。本の整理では、本が予想以上にたくさんあって驚きました。町内のポスター貼りには3人で行って、とても楽しかったです。また、一滴文庫に行ってみたいなと思いました。」  

 職場体験に来てくれた大飯中学生の皆さん3日間よく仕事を頑張ってくれました。元気一杯のみなさんと出会い、若い力を分け与えてもらったような気分になりました。また、遊びに来て下さい。(T)

体験体感

2017年8月24日

 今日の日記も職場体験の様子をお知らせします。
 昨日の体験初日は、職員もちょっと驚くほどの来客数で、その接客に心がお疲れだったようですが、今日は、代わりに身体を使ってもらいました。椅子の整理と本のデータ収集のための荷物運びをお願いしたわけですが、どちらも文庫を管理していくうえで重要な仕事の一端を担ってるんです。これは私たちが手伝ったのと自慢してください。
 さて、今日の職場体験の感想はというと、その一部分を紹介します。
 「今日は力仕事がメインのものでした。昨日の接客とはちょっと違う大変さを感じましたが、その大変だなと感じることも職員さんたちはできていたので、すごいなと思いました」
 「今まで見たことのないところが見られたり、水上勉さんのことも知ることができたのでよかった。大変なこともあったけど、実際の仕事ができて、今日はとてもいい体験になりました」
 明日は最終日となりますが、また、違った仕事を体験してもらいます。
 文庫では体験より体感してほしいのですが。(u)

職場体験の季節

2017年8月23日

 中学生の職場体験の時期が今年もやってきました。一滴文庫のお仕事というものをしっかりと体験してもらいましょうと意気込んで(いや、意気込んでいるのは職員の方ですが)、いよいよ本日、中学生が長屋門をくぐり、文庫に足を踏み入れてくれました!

 そんな職場体験の中学生さんに、今年も恒例の感想文を書いてもらいましたので、掲載させてもらいます。

 

 

 今日の職場体験は、接客がメインとなりました。
 最初は「大丈夫! 出来る」と簡単に思っていましたが、実際にやってみると緊張して上手くできませんでした。挨拶の声がぎこちない感じになってしまったり、パンフレット配りにオドオドしてしまったりしてしまいました。
 その点、職員の皆さんは、いつもにこやかに挨拶したり、お客さんからの質問にちゃんと答えたりして、「今日は平日なのに、特にお客さんが多い日だね」と言われていたのですが、そんな多人数でも一人一人丁寧に対応されていて、すごいと思いました。
 私も、おどおどなんかせずに、しっかりとお客さんの相手をしたいので、明日からは今日以上に頑張りたいと思います。

 

 

明日も頑張っていきましょう!

明日、明後日にご来館いただきました皆様には、こんな中学生の元気がもらえるかもしれませんよ。ぜひ、この期間に一滴文庫にご来館ください。(S)

タカサゴユリ

2017年8月21日

 文庫ではタカサゴユリが咲きだし、夕方になるとツクツクボウシ鳴きだし、自然界ではいつも通りの移り変わりが行われているようです。人間界も稲刈りが始まり、秋の訪れと言いたいところですが、この暑さだけはどうにもなりません。田んぼの畔にタカサゴユリを植えてやれば、目からだけでも涼めるでしょう。彼岸までは待てません。(u)

ナンジャモンジャの実色づく

2017年8月20日

 今日も残暑厳しい一日となりました。
 ナンジャモンジャの実は豊作でいっぱい生っています。陽当たりの良い所からだんだんと熟し、黒く色づいてきました。実の色づき具合を毎日見ているのですが、面白いことに実は果痕部(かこんぶ)の方からグラスに赤ワインを注ぐように黒くなっていきます。

 8月16日から「渡辺淳展~佐分利谷で~」が始まりましたが、その前の14日盆に渡辺淳先生はお亡くなりになられました。渡辺淳先生の生前を偲んで、連日大勢の渡辺ファンが来館されています。渡辺絵画を前に涙ぐむお客様を何人も目の当たりにしました。(T)

 ※果痕部…果実の蔓の付いていない方。柿で言う「しり」の方を言う。

渡辺先生の絵に未来をみる

2017年8月19日

 ここ数日、大勢のお客様に恵まれて、若干テンヤワンヤな状態です。渡辺淳先生の企画展ですので、多くのお客様が足を向けてくれるのはうれしい限りですが、帰りがけの感想が「残念です」や「早すぎます」など、皆さま今回の訃報が口をついて出てきます。本当に大きな存在だったと、あらためて思い知らされますね。
 一方、せっかくの機会だったからとお孫さんを連れての来館者も目につき、お声をかけると「孫に淳さんの絵を見せたくて」という次の世代への継承の様なご家族も! そんなお子さんにも声をかけると「う~ん、よくわかんない」とか「きれいだったよ」なんて応えが返ってきます。渡辺先生は、よく子どもの感性のすごさについて教えてくれましたが、そんな子どもたちが先生の絵を見てどんな大人に成長するか、将来が楽しみになった数日間でした。(S)

 

*こんな文章を書いてしまって、今晩くらいに渡辺先生から電話かかってくるんじゃないだろうか(笑)。