君の名は……いや、敵の名は

2016年12月4日

 先日のことですが、急遽福井市に出張に行ってきました。何のご用向き? と言われると、それは図書館に籠っての単純作業。山のように積まれた雑誌を片っ端から捲り、必要情報の選抜に終始しておりましたとお答えしましょう。この作業の敵は、眠気などではございません。実際、ページをめくっていると、そこかしこに見つける驚きや新情報発見時の充実感など、得られるものは盛り沢山、とても眠気にかまっている余裕はないです。しかし一方では、迫りくる真の敵に苦しめられる数時間。敵の名は……「埃」です。さすがに県立図書館とはいえ、数十年前の雑誌にたまった埃はそう簡単に落とせるものではありません。どうやら、書庫から出してくれるときに職員さんが簡単に払ってくれているようですが、全て綺麗に! というわけにはいかないようで、喉と鼻をやられてしまったようです。
 昨年からはじめた県立図書館での収蔵雑誌による資料調査は、まだまだ続きそうですが、対策を考えねば、この敵は甘くないようです。(S)