3月2016
いよいよシーズン
つくし
鉄路
文庫へは車で来られる方が大半ですが、電車をご利用される方もいらっしゃいます。電車といえどもローカル線ですので、時間には苦労されているのですが、先日あるテレビで放送された、駅舎で散髪屋を営んでおられるご夫婦の話。その方をご存じだったらしく、電車を待つ間の話を楽しげに聞かせていただきました。そのまま、ここのローカル線の話となり、廃線の危機を舞鶴や敦賀の住民のある声により、免れてきたんだそうなんです。舞鶴や敦賀は引き揚げ港だったため、関西や関東方面への交通としてなくてはならないものであり、その時、大変苦労された方々の思いを聞き届け、現在も地域住民の大切な鉄道として残っているんだそうです。国鉄の頃は、敦賀から舞鶴を経由して京都まで直通列車が出ていたほどですが、今では舞鶴で乗り換えが必要となっています。何よりも鉄道の旅が好きな私にとっては、子供の頃に乗った列車にもう一度乗りたいものです。車もいいですが、のんびり若狭の景色を楽しみながら来てください。(u)
忙しくても
忙しい一日でした。本日は二組の団体さんと会議、そしてイベントの下打ち合わせ、その合間をぬって依頼のあったチラシ作り、そしてまたその合間をぬって来年度イベントのチラシ校正……。やはり、年度末ってこんなものでしょうか。
そんななかでも、遠方からお越しの団体のお客様方とお話をしていると、ついつい話に熱がこもり、温度チェックもそこそこに次から次へと迫りくる質問に返答。お客様の帰りがけには、いつもの「すごくいい場所でした。水上先生のお考えの崇高さには、ただただ敬服するばかりです」とのお言葉。そして、そのほかにも「お兄さんが、あまりにもかっこ良かったから、ついつい聞き惚れてしまったわ」とのお言葉までいただきました。
どんなに忙しくても、来館者との会話はするものです。あたらしい発見や、貴重なご意見(「かっこいい」という:笑)まで、様々な知見に巡り合うことができます。そして、それもまた文庫の魅力の一つでしょうか。(S)