作家志望

2016年2月12日

 まだ気温は低いですが、陽射しのある一日でした。 
 
先日、リュックサックを担いだ背広姿の盛年男性が、文庫本館で私に問いかけてきました。彼は『水上勉の書いた「越前竹人形」に出てくる「竹人形」とはどういったものだったのですか?』と携帯で繋いだインターネットの竹人形画像を私に見せながら話しかけてきました……。いろいろ会話が進むと事情が解り、彼はわざわざ佐賀県から来たプロの小説家を志望する作家さんだということが分かりました。いま「人形」を題材にした作品に取り組んでいて、水上作品(特に「越前竹人形」)に興味を持ち作品の舞台背景を調べに、一滴文庫に来たとのことでした。私は彼がプロの小説家を目指していることを聞き、夢を追う彼の姿がとても素敵に見えました。彼が水上勉著書コーナーの数百冊の作品を眺めながら、『こんなに沢山書いたんだ、やっぱり水上勉は凄いわ!』と心から感嘆している姿を目にしました。彼は何度か自分の作品を投稿して、賞を貰ったこともあるそうです。彼のプロになる夢が叶うときももうすぐのようで、応援してあげたくなりました。(T