満足感!

2015年12月19日

 とても有意義な一日でした。本日、朝から団体さんのご入場、そして午後は常連さんと一般来館者さん、数多くの方々に一滴を堪能していただいたのではないかと思います。
 そんななかでも、閉館1時間前にご到着のお客様(嶺北から)。入館前に、少し企画展のお話になり、受付で企画の趣旨や概要をさせていただいたら、なんと企画展示室だけで一時間を過ごしてしまい、他の人形館やら劇場まで行けずじまいだったとのこと。帰りに、受付を覗いてくれて「この企画展は、素晴らしかった! 本当に良かったよ。僕も宮本常一先生の大ファンなんだけど、会場の相関図で全体像を確認したと思ったら、要所要所の本の配置が絶妙! また、その選書と解説もすばらしく良かった。しかも、中野重治があんなに民俗学と関わりをもって文学活動に従事してたことを、宮本常一、柳田国男、水上勉との兼ね合いの中でこんなに勉強できるとは、これは本当に素晴らしかった」との、お言葉までいただいてしまいました。
 これは、展示を企画した者としては、なんともうれしい一時です。まさに展示冥利につきる(?)というやつでしょうか。今回の展示は、コア過ぎてなかなか皆様からの感想が集まりません。そりゃあ、絵画の展示の方が一般の方々にとってはうれしいでしょう。しかし、たまには文学館で文学について感じてみる(あくまで勉強ではなく)のも悪くはないと思いますよ。そうです、世界は言葉でできてるんですから。(S)

  「語りえぬものに対しては、沈黙しなければならない」

           ルードヴィヒ・ウィトゲンシュタイン