神御座します文庫の物語

2015年12月5日

  

 文庫内には、様々な宝物があります。それはもちろん観念的(雰囲気など)なものから実存(絵画など)的なものまで多種多様です。本日、皆様にお伝えしたい宝物は……、どなたかが御隠しになられたであろう、すっかり忘れさられた宝物です。
 何と! 劇場門の屋根の下や、劇場入り口の軒下の垂木と梁の間にガッチリとオレンジ色の丸い物体(たぶん柿ですね)。六角堂スタッフに事情聴取をしてみると、だいぶ前から設置されていたとのこと。これは驚きです。雨に当たらないようにとの配慮はもちろん、風が吹いても落ちてきそうにありません。まるで、大切に供えられた供物のようです(場所的なものを考えると供物でもおかしくないか)。たまに、文庫の受付で「拝観料はお幾らでしょうか?」と言われる方がおられますが、心の中で「うちに御神体やご本尊はおられませんが……」と思っておりましたが、もしかしたら小生の間違いだったかも。
 私は、生来鈍い感性の持ち主なので感じることはできませんが、文庫内にも「神様」がお住まいなのかもしれませんね。それを感じ取ったどなたか(たぶんサルでしょう)がお供え物を捧げたんだと考えられます(どうやら、年の瀬に向かってまた思考が迷走しだしたようですが)。
 日本をはじめ世界各地の部族では、古来より自然の至る所に神様が宿ると考えられてきましたが、その中でもとりわけ強い(という安易な表現でいいのかわかりませんが)存在のことをアメリカンインディアンなどではグレートスピリット(一神教的な神とは別物とお考え下さい)というそうですが……。きたか!(いや、何が!)
(S)