11月2015
ピッカピカ!
とても忙しい一日でした。朝からお客様の足音が響き、お昼頃には団体様、それからまた個人様。なかなかに有意義な一日でした。そんななかで、団体様を劇場にご案内していると「床がピッカピカね。すごく綺麗。でも、ピカピカすぎて滑りそう」とのお声をいただき、そのまま劇場内に入っていただくと「うわぁ~、この演出のための床掃除か。これりゃ~ピッカピカにするわけだ。多少滑ってもしょうがないか」との反応に変化しておられました。
なかなか、この状態を維持するのも大変ですが、このような反応をいただけると職員のやる気も上昇です。さて、このような反応がいただける劇場を所有している施設が、いったい日本に何館あるでしょうか。(S)
冬いちご
イチョウの黄葉
長らくお待たせしております
何とか今号も発刊にこぎ着けることができそうです。ん、何が? という皆様、まだまだですね。そうです、年の瀬ということで一滴通信の発刊予定時期に差し掛かりました。今号も、校正に校正を重ね(いや、構成に構成を重ね……か?)、何とか皆様のお手元にお届けできる内容に仕上がってくれたのではないかと考えておりますが……大抵の場合、発刊後にミスが発覚! まぁ、人間のすることですからと、気が付いてもスル―していただけると助かります。
小生につきましては編集の他、前号(17号)と前々号(16号)に立て続けに長文を執筆させていただきましたので、今号は休憩。しかし、裏表紙に企画展の広報を掲載、そして一滴通信以外のとある広報誌(新春の一月号に掲載か?)の裏表紙にも拙文を寄稿。結局、休む暇なく駄文を記しています。文章の構成については、あれやこれやと思考しますが、なかなか思うようには筆(キータッチ)が進まないものです。どうやったら一人でも多くの人が目にとめて、時間を割いてくれるのか? 読みだした文章を最後まで読んでくれるのか? なぞは深まるばかりですが、一生かかっても答えが見つかりそうにはありません。毎度のことですが、そんな迷える子羊(いや、午年なので仔馬か)に一言でも結構ですので感想やご意見を寄せていただけますと助かります。いや、本当に!(S)
火のある場所は
今日は午前午後合わせて100名を超えるお客様に来ていただきました。同じ団体様なんですが、一度に100名はお迎えする方もおいでいただく方にも大変なので、ご無理を言って午前と午後に分かれていただいたのです。特に午後は60数名になりました。これだけのお客様だとさぞかし賑やかだろうと思われるでしょうが、午前に比べてやけに静かでした。もとより文庫は騒々しいのは苦手ですが、人影がまばらなのでどうしたものかと、ある場所を覗いてみるといらっしゃいました。お休み処の六角堂が満席なんです。それもそのはず、昼から薪ストーブに火を入れたので、文庫で唯一暖房がある場所となったんです。薪ストーブの燃え上がる炎が人を引き付けたんでしょうか。エアコンの暖房とは違います。以前のストーブより一回り小さいサイズとなりましたが、窓から炎が見えるタイプにして大正解とひとりほくそ笑んでいます。(u)
聞こえてきたのは……何だったの
本日、連休最終日ということもあり大勢の来館者をお迎えすることができました。そう、サボる暇もないほどに……。
と、冗談はさて置いて、先日本館展示室につめていたら、企画展「日本の原風景」を見学中のお客様の声が何やら聞こえてきました。
「そうだ、これだ! 水上作品のなかにはおじいちゃんおばあちゃんから聞いたような、時代をみるような、何か分からない懐かしさを感じていたけど、これだったのか。」
企画展の何か(どのパート)に得心されたご様子。ほほぉ~これは、少しお話でもさせてもらいましょうかと触手を伸ばそうとしておりましたが、別件の用事がタイミング悪く入ってしまい、あえなく断念。まぁ、でもこれだけ感心してくれているのなら、企画展に設置しているコメント欄に一筆あるはずと思ったら……こちらも記載なし。むむむっ、せっかくのチャンスを逃してしまったようです(結局、何に得心されていたのやら)。
今回の企画展、少しこれまでとは趣を違えておりますので、なかなかコメントの記載もありません。せっかく、苦労に苦労を重ね、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んでの企画だったのですが……。反応の鈍さと諸々のタイミングの悪さに焦りさえ覚えます。何ともはや、難しいものです。(S)
剪定と雪吊り
一滴民俗カフェ
本日、一滴民俗カフェの臨時開設です。今回の企画展「日本の原風景」にあわせたイベントとして実施。独特の風土をもつ、この若狭おおいの文化探訪という気持ちで、興味のある方々と珈琲の香る六角堂でお話しをと思っていたら……皆様、ご注文は「しょうが湯」。これでは一滴民俗カフェではなく、一滴民俗喫茶。そう、これはもはや和風です。もう少し異文化の香りを漂わせた会と考えておりましたが、いたしかたないことでしょうか(笑)。まぁ、内容的にも柳田國男や宮本常一という若狭を探訪(調査)した民俗学者の話や、若狭地域の民俗事例からの〝おらが村”の話(事例紹介?)。結果的にはウチウチな会でしたから。それに、日本では民俗学と民族学(人類学)は別物です。おっと、この辺の話は長くなるので控えます。もし、聞きたいとご所望の方がおられましたら、一滴にお越しいただき(S)を捕獲して下さい。とりあえず、説明させていただきます。(S)