好事門を出ず、悪事千里を走る

2015年8月10日

 ここ一滴文庫にいると様々な人たちに出会うことができます。いや、本当に様々な……と、表現するのがいいのかわかりませんが。本館の展示を見学に来館される方々、庭園の鑑賞、六角堂での休憩、図書室利用、劇場利用(ホワイエ展示なっども含む)などなど、こちらも多様な活用を期待しております。しかし、どこに行っても誰と居ても変わらないことだと思いますが、それぞれの場所や集団などには、それぞれの禁忌(俗にいうタブーというやつです)があります。美術館や博物館では特別な許可があるところ以外では、写真を撮らないことや展示物に手を触れないこと(あなたが触れているのは作品だけでなく、法にもふれています)、公共の道端では歩きタバコを吸わない(あなたの手の高さは、子どもの顔の高さと同じです)、駐車場などではゴミをすてない(自分の家の庭にゴミを捨てますか)、などなど数え上げたらきりがないほどです。
 確か、和辻哲郎(著名な哲学者です)の文章に「人間とは人と人との間柄のこと」とかなんとかあったかと思います。まさに、上記のことは自分一人だけの思考で、周囲との間柄を無視しているかのように感じます。できるだけ、楽しく余暇を過ごしたり、自分の趣味を広めたいとお考えの方がおられましたら、ぜひ人と人との間柄についてお考えのうえ、行動いただきたいかと思います。その方が、間違いなくご自身の為にもなるのではないでしょうか。

「好事門を出ず、悪事千里を走る」

というやつですね。これはただの「ことわざ」ではありません。実利ある言葉です。いずれ物事は返ってきますよ。
 ちょっと、久し振りにお小言でした。(S)