マルクスの思想

2014年7月4日

 ここ文庫に赴任して早くも3年が過ぎ…という話題は、先日の徒然草でつれづれなるままに記させていただきました。そんな3年間をもの思いに耽ってみると、こちらに来てから様々な種類の本を読む機会に恵まれたと感じます。これまで、自分に関わりある本以外は目も向けず! といった不健全(?)な状態でしたが、生活環境が変わり、読む本の種類も変わり、新たな発見に一喜一憂するようになりました。
 そんな一喜の一端が一昨日。それは、少しのあいた時間に水上先生のエッセイ(?)を何の気なしに読んでいるときのことです。文章の中に、資本主義体制における労働者の状況について書かれている一文を発見。あれ、これマルクスの思想じゃなかったか? 昔読んだ資本論やその他の著作と水上作品との間に、何とも言えない面白い繋がりを見つけてしまいました。早速、家に帰ってからマルクス関連の本を探し出し、読み漁ってみましたが、やはり水上先生はマルクスを読んでいる(いや、あくまで創造ですが)。しかも、ガッツリと! まぁ、年代的に読んでいても不思議はありませんが、自分の中では発見でした。こんな発見に恵まれるのも、様々なジャンルの本に目が向くようになったからなのかな? と一人納得な今日この頃です。
 何かを思い立ったときに、自分がそれにとりかかれる環境にあるということは、本当に素晴らしいことです。文庫の図書室はどなたでも無料で活用できます。さぁ、扉は開いていますので、皆さまも文庫の図書室に一歩踏み込んで新しい発見という喜びを感じてみませんか。(S)