7月2014

水上勉没後10年展の準備

2014年7月31日

 今日も、陽射の強い暑い一日でした。
 
明日81日から、水上勉没後10年展のイベントが若狭図書学習センターと福井市橘曙覧記念文学館で始まります。今日は午後から若狭図書学習センターでの「水上勉の世界を彩った画家たち」の展示に渡辺淳先生と一緒に勤しんできました。一滴文庫の収蔵美術作品の中でも選りすぐりの名品を展示しました。作家は斎藤真一、須田剋太、秋野不矩、小野竹喬、司修、生沢朗、伴颺、渡辺淳です。若狭図書学習センターは、会場が広く展示した美術品の点数が多かったこともあり大変でしたが、これだけの作家の作品を一度に展示することは初めてで、圧巻の展示となりました。一見の価値ありです。水上勉が集めた美術品コレクションは、素晴らしいものばかりです。この機会に是非足を運んでみてください。展示が終わったのは夜となりました。写真は1930分頃、日が沈み真っ暗になった岡田から見た青戸の大橋の明かりと、三日月です。夜中のおおい町も幻想的でなかなか素敵です。(T

まだまだ現役

2014年7月30日

 朝早くから走っている集団が。学校の部活のようですが、猛暑の夏、さすがに日中は無理ですね。隣の中学校からも元気な掛け声とボールを弾く音が聞こえてきます。その中にポーンポーンと聞きなれた軽やかな音、ソフトテニス部の練習のようです。様子を見に行きたい衝動に駆られますが、左足に付けた重しが自由にさせてくれませんので、今はじっくり待つことにしましょう。
 ボールをスパーンと気持ちよく叩いたときの爽快感、たまったものも飛んでいきます。(u)

一段落

2014年7月28日

    

 本日、長い出張から戻ってきました。今回は、実家のある大分が予定地ということで、少しのんびりと考えていましたが…逆に疲れました。都会(?)の喧騒という曖昧な空気に気疲れしたといったところでしょうか。しかし、一方では、きちんと仕事もこなしてきましたので、とりあえずは一段落といっても問題ないでしょう。
 一週間ぶりにみる文庫の風景は、何も変わりがないようにも思えます。しかし、よくよく目を凝らしてみると、たった数日の間に大きな変化もチラホラと発見しました。じっと一つの場所に居続けて文庫の庭園を見守っている松木ライオンは、この変化に気がついているのでしょうか?一つの場所に居続けて、同じものしかみていないのであれば、物事の変質を感じるのは難しいのではないでしょうか?
 ちなみに、やはり福井の山の緑には若干の違和感を感じます。九州の山々を見ると、いまだに「あぁ、これこれ。これが山の緑」と思ってしまいます。こちらに赴任して3年。まだまだ本当の意味での福井県の住人にはなりきれていないようです。胡蝶の夢か、荘周の夢か、この解けない命題も立つ場所の変わる自身と、一つ所に居続けることを厳命されているライオンのお陰で、何となく分かってきたような気がします。(S)

緑のじゅうたんはすごしにくい?

2014年7月27日

 明け方のひと雨と日差しを隠し続けてくれた雲のおかげで、過ごしやすい一日となりました。日差しを浴びると、あっという間に30度を超える事務所も冷房いらずでした。
 ですが、今日も全国あっついところだらけ。朝の天気予報で気温を測る場所だとか、場所による最高気温だとか説明していましたが、その中で一番不快に感じる場所は、日なたの草原というのには驚きました。一番暑くなるのは、日なたのアスファルトはわかりますが、不快に感じるのは湿度だそうで、草原は植物が水分を蒸発させるので不快指数が高くなるのだとか。特に、地面に近い場所が一番高く、しゃがんだ草取りは要注意だそうです。
 緑に覆われた文庫の庭での草取りは、ここでの宿命。これを理由にやめるわけにもいきません。麦わら帽子に背中にゴザを背負っての野良仕事、昔の人はこのことをよく知っていたんですね。(u)

ナンジャモンジャの実が不作

2014年7月26日

 今日はもの凄く暑い一日で人形館などは日中33度もありました。
 
ナンジャモンジャが順調に実をつけて大きくなりだし、今年も鈴なりの大豊作だと喜んでいたのですが、あれだけ沢山ついていた実がいつの間にか全て落ちて、青い葉だけとなっていました。写真は、わずかに残っていた実を写したものですが、実はカラカラに乾燥していました。地面には、これから熟すはずだったまだ青いナンジャモンジャの実が沢山落ちていました。
 
毎年、花と実で2度楽しめるナンジャモンジャでしたが、今年は残念ながら不作の様です。(T

名のあった木

2014年7月25日

 文庫の庭園は、自然のままに育て守られてきたと言っても過言ではありません。もちろん庭の木々は植えられたものですが、有名な庭園のように形づくられていませんので、生け花には最高の枝ぶりなんだそうです。

 そんな庭園ですので、なぜここにといった具合に芽を出すものもあります。この枯れ木のようのものもその一つ。青虫に葉っぱを食われても新芽を出していたのに、なんとみすぼらしい姿に変わり果てたのでしょうか。また芽を出してくるよと元気づけてもらいましたが、なんとも言いようがありません。救いは、木の陰で助かった仲間1本、どうぞ実ってくれますように、祈るばかりです。(u)

稲穂

2014年7月24日

 今日は朝から陽射しが強く暑かったです。
 
一滴文庫裏の日頃よく散策させてもらう水田を写してきました。つい最近まで水に浮かぶ苗だった水稲が、いつの間にやら稲穂に変わっていました。写真の通り一粒一粒しっかりと実っていることが確認できました。今年も美味しいお米が食べられそうで嬉しいかぎりです。近くの土手には、この水稲と共に成長したトノサマガエルのブンナも現れ、嬉しそうに見えました。(T

油断禁物

2014年7月23日

 北陸地方の梅雨明けはまだみたいですが、気温だけは真夏です。今日も暑いなと感じながら、冷房もいれずにお昼まで過ごしました。というのも、入場門である長屋門は風がよくとおり、文庫では一番涼しい場所、その横にある事務所も両側の窓を開けると同じく風がとおり気持ちがいいのです。
 お昼になり仕事も一区切りして温度計を見ると、33度まで赤いのが上がってきているではありませんか。一気に汗が噴き出ました。いくら過ごしやすくてもこのままでは熱中症になりかねません。慌てて冷房を入れました。水分をまめにとれば心配ないのでしょうが、運動中の水分補給は身体に悪いと教え込まれた世代ゆえか、今でも水分補給はあまりしません。(夜は別ですが)油断や慣れはいけないと身に染みているはずなのに、反省、反省、反省。(u)

胡蝶の夢 その2

2014年7月21日

 先日の徒然で漢詩「胡蝶の夢」について書きましたが、とある常連さんから「よくわからん」とのご意見をいただきましたので、少し言及します。この漢詩、主体は荘周さんなんですが、夢で蝶になって楽しく飛びまわっていた荘周さん。不意に目が覚めて荘周(人間)にもどったときに「あれ、俺は夢で蝶になったのかな?それとも蝶の夢で今人間になっているのかな?」というような物事の区別があやふやになってしまうという内容なんです(本当は、もっと深い内容ですが、長くなるのでこの辺で)。何とも不思議な漢詩です。
 さて、話はガラッと変わりますが、明日から暫く出張のため文庫を離れて九州に行ってきます。そこで問題ですが、ここ(文庫)に存在している自分は、本来の場所と時に存在している自分のみているただの夢ななのか? はたまた、九州で存在していたと思っている自分は、文庫でみたただの夢なのか? 果たしてこのロジックは解けるのでしょうか? とりあえず、出張の間、このような他人からみたら訳のわからない、いや意味の無い問題と格闘して、時間が過ぎていくのを待ちましょう。(意味のわからない徒然草になってしまいました。申し訳ありません)(S)

『三上誠展』記念「父をめぐる旅」上映会

2014年7月20日

 今日は暑かったですが、風があり気持ちの好い一日でした。
 
午後1時から、一滴文庫で開催している「三上誠展」を記念して、中村正義のドキュメンタリー映画「父をめぐる旅」の上映会(2回目)をくるま椅子劇場で行ないました。このドキュメンタリー映画の中には、生前中村正義と交流のあった福井県ゆかりの日本画家三上誠のことを描いた場面が出て来ます。中村正義は、生前ほとんど売れることのなかった三上誠の作品を高く評価していました。三上誠が結核のため52歳という若さで亡くなった後、三上誠の作品の散逸を恐れて、中村正義らは福井市の三上誠のアトリエに駆けつけ三上誠の遺族から三上誠が生涯に描いた作品の半分を選んで買い取りました。その中の70数点を福井県立美術館に寄贈しました。残りの作品を自宅でもある中村正義の美術館が現在所蔵しています。一滴文庫で開催している「三上誠展」で展している作品は中村正義の美術館から借りたものです。

 日本画の巨匠中村正義は、亡くなった三上誠をこのまま埋もれさせたくない、世に認めてもらいたいとの一心で作品を買い求め、神奈川県立近代美術館と京都国立近代美術館では「三上誠展」を開催しました。又「三上誠画集」も製作するなど三上誠のために大変尽力しました。
この映画を見て、こんな才能を持った日本画家がこの福井県に住んでいたんだと誇らしく思うことが出来ました。「三上誠展」の会期も残りわずかとなりましたが、今展示されている三上誠の作品は、初公開4点を含めなかなか見ることの出来ない作品ばかりです、どうぞこの機会に若州一滴文庫でご覧下さい。(T