人見少華(水上勉の絵の先生)

2014年2月1日

 先日、京都から来たという年配グループの来館者があり、こんな質問を私にされました。「私たちは京都の般若林(紫野中学)時代に、美術の授業を人見少華先生に習いました。水上勉さんもこの先生に習ったと知りましたが、どの水上作品に書かれているのでしょうか。教えて下さい」との質問でした。私も水上作品だけは随分読んだので「人見少華」を思い出しましたが、どの本に書かれていたのかはなかなか思い出せず、探すのに苦労しました。画文歳時記『折々の散歩道』(1993年小学館)の「絵心について」に人見少華先生に絵を習ったことが書かれています。人見少華先生は、素晴らしいお人柄の先生だったようで、文庫図書室では、当時の思い出話に花が咲いていました。グループの中のお一人は画家を志し、水墨画家になられたそうで、一滴文庫来館記念にと持参していた水墨画の道具をひらき、茅葺館を描かれていました。その時の写真と作品です。教育が人に与える影響は大きいなとつくづく思いました。(T)