11月2013
諸行無常
椿と山茶花の開花
穴があったら
次は川上宝尾かな
本日午後より、2回目の一滴通信編集会議でした。編集作業が進むにつれて、第14号の全貌が見え隠れ(笑)。だんだんと、発刊のタイムリミットに背中をつつかれるような気分になってきました。とっ、そんな編集会議の最中、一人の来館者がヒョッコリと。その方は、町内に所在する宝尾について大変詳しい方。是非一度話を聞きに訪ねて行こうと思っていたら、わざわざ向こうから小生を訪ねて文庫に足を運んでくださいました(本来であれば、こちらから行かないといけないのに…申し訳ありません)。こうなってくると、せっかく来ていただいたし、14号に掲載予定の小生の拙文にも少し関わりがあることなので、ガッツリと宝尾についての話を聞いておこうという欲望の炎がメラメラと燃え上がっていました。結構長い時間編集会議から離脱して、宝尾についての講義を受けてみましたが、やはり仏教は難しい。そういえば、昔読んだマックス・ウェーバーの論に「初期仏教がインドで発展しなかったのは、あまりに知的で大衆向けではなかったからだ」という一文があったことを思い出し、妙に納得する午後の一時を過ごすことになりました。(S)
渡辺淳トークショー
昨日今日と、暖かい陽射しのある恵まれたお天気となりました。
本年度の企画「渡辺淳展-渡辺淳が描いた水上文学-」のオプションとして、2日間に渡り渡辺淳トークショーを催しました。渡辺先生には、作品を前にギャラリートークを行って頂き、写真はその時の模様です。両日とも大盛況で、渡辺淳先生のお人柄を知ることのできる楽しいお話をいくつか聞くことができました。水上作品の角川文庫カバー画40冊を一ヶ月で仕上げなければならなかったことや、水上勉著『ものの聲ひとの聲』を読んで、水上先生の人間性のすばらしさに心打たれ、「ものにはものの聲がある。その聲をきくことのできる人はしあわせである」と水上先生に書いてもらった時の話など聞くことができました。短い時間でしたが、人との出会いの大切さをしみじみ教えてもらえた素敵なトークショーでした。(T)
水仙の花
電飾
あっ、見つけてしまった…
それは、夕方の温湿度チェックのために本館を見まわっているときのことです。温湿度計のメモリから、目線が上に進み、ライトが切れていないかボケ~っと周囲を見回してみると、一つの暗いライトを発見!あ~切れてるね。と頭のなかでは次の行動(脚立を出して新しいライトを用意してナドナド)が目まぐるしく浮かんできましたが、しかし……。た、高い。あれは、一番高い所の電球だということに気付いてしまいました。そうです、手元にある脚立では高さが足りません。これは、「もう明日きっちり準備をして取り変えねば」という考えとともに、「しまった。発見してしまった」という思考も頭をよぎり、何とも言えない怠惰な性格を再確認する一日の終わりちょっと前の一時でした。(S)