即身仏のレシピ

2013年5月22日

 朝、出勤してきて一番の仕事は庭園の草むしりです。しかし、今日は朝から火傷してしまいそうなほど暑く、草をむしるために下を向いていると首筋がジリジリッと音を立てて焼けていってるような気がしてなりませんでした。このまま草むしりという厳しい修行(笑)を繰り返すと、気が付いたときには即身仏です。といっても、煩悩で構成されている小生の汚れきった身体は、即身仏としては成立せずに、どちらかといえばサルの干物か、はたまたメキシコのミイラ(中南米のミイラは、エジプトのものとは異なり、生き倒れから未処理そのままでミイラになるケースが多々あります)となる可能性が大です。
 もし、サルの干物やメキシコ風のミイラになるのが嫌ならば、腕に鈴を付けて、文庫の庭園に穴を掘って入り、竹を差し込み、水と空気の差し入れを糧に、枯れ果てるまで座禅と念仏です。ここまでいけば密教的な即身仏の道も開けてきますが………自分には無理そうです。黙ってセッセと枯れ果てない程度で草むしりに励みます。(S)