ソフィーな世界

2013年3月10日

 昨日までとは、ガラリとかわった寒い一日でした。朝から、風は強く木々や窓ガラスを揺すり、雨は長い間乾いた地面を叩いていました。こんな荒れた日にはお客さんも少ないだろうと思って開館の準備をしていたら、なんのなんの、開館から閉館まで一日中お客様の絶えない一日となりました。
 そんな慌ただしい一日でしたが、小生の頭の中は明日のイベント『若州一滴文庫所蔵の墨跡を語る会』のことで溢れかえっていました。ここ数カ月間、自分の担当する西田幾多郎の思想を理解せんがため『善の研究』との壮絶な格闘の日々を過ごしてきましたが、最後まで真の理解を得ることはできませんでした。ですが、これまで自分のなかにはなかった多くの新しい認識を得ることができたと確信しています。できれば、明日でこの認識を終わらせることなく、今後も真理に向かって進めるように勉強していきたいですね。
 せっかくなので、ここで西田幾多郎の大切な一文(自分にとってですが)を紹介しておきます。

「ごまかしてはいけない、棄ててはいけない。そこを突破することによって、意外な思想の飛躍を遂げることができるのだから」

 どうですか?少しは西田哲学に興味を持っていただけましたか? 当日は、西田幾多郎の他に、世界にZENの思想を広めた鈴木大拙についても紹介がありますので、少しでも興味の湧いた方は是非13:00からのイベント『墨跡を語る会』にご参加ください。(S)