10月2012

カチ栗

2012年10月19日

 食い散らかしたのではありません。カチ栗をご覧いただこうと割ってみたものです。
 山栗を茹でたあと、天日で乾燥したものです。実はカチカチに固く、歯の悪い人には注意が必要ですが、小さく割れたものを舌先にのせ、ゆっくり口の中で溶かしながら食べると甘くおいしいのです。茹でたての栗もおいしいのですが、口の中でもぞもぞして食べにくいのより、こちらの方がいいです。
 「土を喰らう日々」-わが精進十二ヵ月ー(水上勉著)の十一月の章で、カチ栗の思い出やその味わい方を知ることができます。
 搗栗(かちくり)とは違い、田舎の冬のおやつみたいなものですが、山遊びしながら拾ってきた山栗を茹でて糸に通して繋ぎ、軒下に吊るし柿と一緒に吊るしたのを思い出します。今年は文庫の栗の木にも実がなりました。(u)

 

 

秘仏のご開帳

2012年10月18日

 

 

 

 台風21号の影響でしょうか、一滴文庫は強い雨風にさらされました。そんな一日でしたがお客様がひっきりなしに来館され賑わいました。こんな天候にもかかわらず来館者が多かったのは、おおい町万願寺に所在する意足寺の秘仏木造千手観音立像(国の重要文化財)が24年ぶりに本開帳され、今日の福井新聞にも記事が掲載されたからでした。檀家さんや地元住民の方々が沢山参拝され、その帰りに一滴文庫に立寄ってくださったみたいです。
公開は23日までだそうですが、時間があれば私も町のお宝を拝見しに行きたいです。(T)

今年の冬は

2012年10月17日

 土砂降りの一日になってしまいました。本館の鎖樋からも雨が溢れて、樋としては役割放棄のサボタージュ状態になっていました。こんな天気だからでしょうか?気温のわりには肌寒く感じてしまいました。そんななか、六角堂から「今年の冬も大雪になるのでは?カマキリの卵が高い位置にあったよ。夏も暑かったし、反動で寒くなるんじゃないかな…。」など、もう冬の心配をする声がチラホラ聞こえてきます。
 夏の暑い日には、確実にやってくるであろう冬の寒さを心配することはありませんが、一度眼の前に冬の影がチラつくと心配の種は一気に芽吹いてしまうものですね。そういえば、こんな内容の漢詩があったはずですが………今回は思い出すことができませんでした。(S)

元気が一番

2012年10月15日

  

 静かに時を過ごすのもいいのですが、やっぱり子供たちの元気な姿や声はいいものです。
  地元の小学生たちが学校の体験学習でやって来てくれたのですが、その元気なことといったら、柿を食べに来ていた猿たちも驚いて逃げてしまいました。
 竹紙漉きの体験は、初めての子どもたちばかりでしたが、思い切りのよい漉き方で、上手に漉き上げていました。邪念が入る大人にはまねできません。きれいに漉き上げられた竹紙、このあとどんな竹紙に変身するのか楽しみです。(u)

サンシュユ(山茱萸)

2012年10月14日

庭のサンシュユ(山茱萸)ミズキ科の赤い実が、目を惹きます。実が赤く熟すこの時期、来館するお客様の中に、必ずと言っていいほど「美味しそうですね一つ頂いてもいいですか」と言って口にする方がいます。お客様は、赤くて甘いグミの実をイメージされる様ですが、この実は熟れていてもスッパくて、苦くて、全然美味しくありません。
植物図鑑によると、漢方方剤として使われているそうです。良薬は口に苦いようです。(T)

※漢方方剤:一般的に複数の生薬をあらかじめ組み合わせた方剤をさす。

秋の珍味

2012年10月13日

  

 最近、一滴文庫園内には秋を感じるものが多く目に付くようになりました。冬に備えようと飛び回るトンボたち、甘く独特の香りを発するキンモクセイや、色とりどりのキノコ類。それぞれの秋の中でも本日の一番は、やはり読書……ではなく、秋の珍味です。3時の休憩には甘い柿の実が並び、それが終わると栗やサツマイモの差し入れが大量に!これは、去年同様家に帰って栗芋ごはんを炊かねばならない…と思案に暮れる秋の腹模様を心配(?)する一日でした。しかし、いくら秋の味覚といっても、流石に園内に自生しているキノコ類にだけは手を付ける勇気はありませんでした。(S)

山からの贈り物

2012年10月12日

    

 駐車場前の道路に栗の実が落ち始め、車に踏み潰されるのももったいないので拾い集めるのが毎朝の日課となった今日この頃ですが、今朝はシイの実を見つけました。見上げるとそれらしき木が。殻を割ってみると渋皮に包まれた白い実が現れました。子どもの頃、神社で拾って水に浮かべ、沈んだものは大丈夫だと言って、おやつがわりに食べていたのを思い出しました。
 今日は山栗を茹でてもらい、3時のおやつにいただきましたが、小さいながらもホクホクと売り物の大きな栗には負けていませんでした。今度はシイの実を炒ってもらいましょうか。
 山で好き勝手に遊べたころが懐かしいです。(u)

金木犀(キンモクセイ)

2012年10月11日

キンモクセイの花が咲き始めました。庭のどのキンモクセイも花を開かせ、甘い匂いが文庫を包んでいます。オレンジ色の小さな花と香りが来館されるお客様をもてなしてくれます。秋の文庫は、特に趣があります。お越しになってお楽しみ下さい。(T)

五輪塔

2012年10月10日

   

 今朝、開館前の草むしりの最中にちょっと気になる石を発見してしいました。それは、裏口の職員入口の横に何の気なしに転がっていた丸い拳大の安山岩(andesite)なんですが、どうも手に取ってみたら五輪塔の「空」輪(宝珠形)のようでした。空輪のみでは時期等詳しいことは伺い知れませんが、たぶん中近世くらい(ものすごい大雑把ですが…)の所産かと思われます。このようなモノにはよく梵字が刻まれているものもありますが、そういったものも刻まれてはいませんでした。ちなみに、もしかしたら付近にその他のパーツが転がっていないか調べてみたら、どうも風輪(半月形)の破片かな?というものも庭園内で発見しました。本来、供養塔ですのでこのままにしておくべきなのか判断に悩みます。 
 写真は、園内発見の空輪と、小生が以前に書いた書籍の五輪塔(その他の石碑も含みますが)一覧の項を抜き出したモノです。ご参考までに。(S)

アンネのバラ のタネ

2012年10月8日

       

 アンネのバラの実が赤く色づいてきました。色づいた実の数で、今年はたくさんのバラが咲いたことがわかります。きれいでした。
 さて、この実、このまま落ちるのを待つだけではもったいないと思いませんか。芽がでるかなと、試しに一個まるまる植えましたが、これは大きな間違い、種は赤い実の中、割って中の種を取り出して蒔くんだそうです。
 ここでひとつ、専門家に教わったのですが、種から育てると親と同じ種類の花が咲くとは限らないとか。交配していると別のものになる方が多いそうです。同じ花を咲かせたいのなら挿し木だそうですが、何が出るのかわくわくしながら育てるほうが、なんか楽しい気がします。誰かにやってもらいましょう。(u)