世界の文学 その2

2012年5月13日

   

 先日の徒然でカフカの『変身』について、「絶望」を感じる文学作品と記しました。その後、一滴文庫図書室をブラブラと見回していたら、ここにも「絶望」が………!と言うわけで、絶望つながりになるキルケゴール著『死に至る病』を発見してしまいました。この作品は、文学というより哲学や思想について記されたものになります。キルケゴール曰く、死に至る病とは………「絶望」らしいです。と、簡単に書いてしまいましたが、キルケゴール自身の不幸な生い立ちや出来事などが背景となって、絶望を分類し、人が真に死に至る要因となるのは「絶望」だと結論付けられています。なかなかに読み応えのある作品ですが、ズッシリと重たい作品(思想)であることは間違いなく、息抜きにどうぞ…とは言い難いですね。それでも、一時代を築いた作品ですので、文学世界の一端を肌身に感じたい方は、是非ご一読頂けたらと思います。
 2回続けて重たい徒然になってしまいましたが、文学世界の裾野は広く、どんな分野で誰が感銘を受けるのか解りませんので、重い内容にもご容赦ください。(S)